
暦上の年齢と生理学的年齢(体の若さ)は個人によってかなり差があることは以前からお伝えしてきました。
「年齢を聞いてびっくり!」も
・とてもその年に見えないくらい若々しい
・とてもその年に見えないくらい老け込んでいる
の2つがありますよね。
今回はエピジェネテックス年齢、つまり遺伝子のスイッチのオン/オフの印といえばイメージつけやすいでしょうか。
そのエピジェネテックス年齢と暦上の年齢のかい離が大きいほど、ガンに罹りやすい、あるいはガンで死亡するリスクが高いという研究結果が報告されています(EBioMedicine, 2016; DOI: 10.1016/j.ebiom.2016.02.008)。
エピジェネテックスとは具体的には、遺伝子にメチル基などの分子が加わることで、遺伝子のスイッチのオン/オフが変わることを意味します。
その印が多いほどエピジェネテックス年齢が高いとみなします。
暦上の年齢とエピジェネテックス年齢のかい離が1年あるごとに、ガンに3年以内にかかるリスクが6%、5年以内にガンで死亡するリスクが17%高くなったといいます。
また、予測ではガンに罹る人は暦上の年齢とエピジェネテックス年齢のかい離が約半年、ガンで死亡する人は2.2年だといいます。
ちなみにこの遺伝子のスイッチのオン/オフを決めるエピジェネテックス。
環境因子を反映しています。
つまり、エピジェネテックス年齢が高いのは、それだけ環境中のストレスに対応しているといえると思います。
ストレス度を反映しているので、エピジェネテックス年齢が高いことはガンを発生しやすいということですね(^<^)。
その環境因子で最も大切なホルモンは、コルチゾールと甲状腺ホルモン。
この2つのバランスが遺伝子に与える影響は非常に重要です。
2月25日に東京で最初の「ホルモンの真実~その2:コルチゾールVS 甲状腺ホルモン」(http://user.paleo.or.jp/seminar/)を開催いたします。http://kokucheese.com/event/index/368716/このセミナーのなかでみなさんが“あっ”と驚きの原始人食の根幹にも触れられると思います。
会場で私のエネルギーを感じて頂ければ幸いです)^o^(。
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「ホルモンの真実~続編(コルチゾールVS 甲状腺ホルモン)」セミナー
なぜステロイドを使用し続けることはいけないのでしょうか?
現代医療ではステロイドは最も使用されている薬剤のひとつです。
とくに救急の現場では必須といってよいでしょう。ところがそのミラクルホルモンも慢性的に使用すると取り返しのつかない大変な事態に発展します。
私たちの体内で作られるステロイドは「コルチゾール」。この「コルチゾール」と正反対の動きをするホルモンがみなさんの喉仏の近くにあります。
それは「甲状腺ホルモン」。
「コルチゾール」が緊急用の生命維持のための重要なホルモンだとすると、「甲状腺ホルモン」は平時の生命維持のための重要なホルモンといえます。
今回はいよいよ生命にとってとても重要なホルモンバランスについて迫っていきます。
「ホルモンの真実~続編セミナー」概要・
なぜシマウマが胃潰瘍にならないのか?
・慢性ストレスを抱え込む動物とは?
・火事場の馬鹿力で発揮されるのは急性ストレスホルモン
・慢性的にステロイドを使用すると・・・・・体を分解してしまうホルモン「コルチゾール」
・なぜあなたはやる気がでないのか?-精神疾患と「コルチゾール」
・長鎖不飽和脂肪酸とコルチゾール、甲状腺ホルモン
・坑道のカナリアといわれるホルモンとは?
・オーストリアの7万人の死体病理解剖で分かったこと
・なぜあなたは胃腸の調子が悪いのか?
・甲状腺ホルモンと自己免疫疾患、エイズのコネクション
・ベータカロテンと不飽和脂肪酸
・「体温を高めれば病気は治る」の根本的間違い ・・・・etc.
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予備知識がなく、はじめてご参加されるという方にも詳しく説明していきますのでご安心ください。
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