プラスティックボトルで問題になったビスフェノールA(BPA)。


「環境ホルモン」という訳のわからない名称をつけてごまかしていますが、これはずばり猛毒の「エストロゲン」作用物質です。


このビスフェノールA(BPA)が含まれることで問題になっているのは、缶詰、ペットボトル、哺乳瓶、プラスティックの食器類。


さらにはコンタクトレンズ、メガネのレンズ、歯のシーリング剤、レジやATMのレシートまでもがビスフェノールA(BPA)を含んでいます。


これらの物質に含まれるビスフェノールA(BPA)はゆっくりと溶出してきます。


とくに熱を加えることで溶出が加速されますので、加熱する哺乳瓶などは危険ですね。


欧米では2015年だけでも500万トン以上の生産があるようです。
ビスフェノールA(BPA)は内分泌かく乱物質といわれていますが、エストロゲン作用をしますので、要は慢性炎症を引き起こす発ガン物質です。


さすがにこれはまずいということで、ビスフェノールA(BPA)に代わって開発されたのがビスフェノールS(BPS)。


ところが・・・・


このビスフェノールS(BPS)もほとんどビスフェノールA(BPA)と変わらない作用を持つことが最新の研究で確かめられたようです(Endocrinology, 2015; en.2015-1785 )。


ゼブラフィッシュを使った実験でビスフェノールA(BPA)、ビスフェノールS(BPS)ともに早産・そして早熟(早発月経)作用をもつことが判明したようです。


エストロゲンが早熟(早発月経)作用をもつことはすでに研究報告されています。


そして早発月経になるほど寿命が短くなることも報告されています。


なんでもこの2つの物質は脳の性熟をコントロールする細胞に影響を与えているとのこと。


わたしたちの生活圏はすでにビスフェノールなどのエストロゲン作用物質で溢れかえっています。


いくらエクストラバージンのココナッツオイルや良質のハチミツといってもプラボトルに入っている姿を見た瞬間、除外することになるでしょう。


このエストロゲン作用物質の影響を少しでも低減させるには、容器をできるだけビンにするという習慣をつけることが実際的だと思います(*^_^*)。