ノマドの森から - from the Nomadic Woods - -10ページ目

ノマドの森から - from the Nomadic Woods -

移動を続けるノマドの森から届く不定期郵便

ここがあのインドと陸続きだとは到底思えない、
そして地図で見ればそれほど遠くも無い。
空気はひんやりと冷たい。もう砂埃は舞っていないし、
牛が堂々と街を歩いていないし物売りや物乞いがしつこく追っても来ない。

ここはユーラシア大陸の西の果て、ポルトガル、リスボンの街。
一息でヨーロッパまでやってきた。
インドを離れ、まずは飛行機でバルセロナへ、そしてマドリッド、リスボンと、
徐々に西へ進路を向けてきた。

毎日続くインドのマサラ料理で胃の調子を崩した。
このままずっとインドにいても気がだれてしまうと思い、急遽ヨーロッパ行きを決意。
気付けばもうポルトガルまで来ている。

バルセロナはとても新しい街だった。
街自体が新しいというわけではないが、道も建物もきれいで整理されていて、
新しいと感じさせられる要素が多い。歴史的な地区に行けばもちろん古い建物もあるが、
同化しているというよりは保存されているという感じに見える。革新的な街だ。
スペインらしいとは言えない。それもそのはず、ここの共通語はスペイン語では無く、
カタロニア語なのだ。スペインでも無ければフランスでも無い。
ここだけの文化が花開く、独創的な都市だ。
地中海の沿岸で、魚介類も豊富。
市場ではイベリコ豚も所狭しと並んでいる。
多方面からの文化が入り乱れ、それでもなお独自のカタロニア文化を保つ。
ヨーロッパの旅はここバルセロナから始まる。
2ヶ月間暮らしたリシケシの町を離れた僕らは、一旦首都デリーへ赴き、
そしてまた次なるヒンディーの聖地バラナシへと足を運んだ。

デリーから夜行列車で13時間、午前8時頃着いたバラナシ駅の外はもう、
リクシャー(人力車)の客引きの嵐だった。
その全部を無視して、あるいはあまりにしつこい奴には怒鳴り散らしてなるべく駅から離れ、
まともそうなオートリクシャー(自動三輪)を拾ってガンジス河を目指した。

そこに広がる世界は僕の想像とはかけ離れていた。
ただ汚いだけのガンジス河でもなければただうるさいだけの街でも無い。
それを超越した何か尊いものをこの街は持っている。
歴史を感じる建造物群、路地、喧騒、それを包み込む広い空とゆっくりと流れるガンジス河。
もの凄く忙しくうごめく人の群れと動物たち、それでもゆっくりと流れる時間。

確かに汚いし、うるさいし、臭いし、障害物(糞、物売り、物乞い)が多くて歩きづらいし、
埃まみれになって汗みどろになって疲れ果ててベッドに沈み込む毎日が続くが、
それでも強く心を打たれる感動がこの街にはある。

Two months have past since I started my life in India.
Everyday grounding spices, taking spices,
from food, culture, people and the world itself.
This is the world of spices.

It is very exciting that I'm not sure where on earth I will wake up in next morning.
Journey is going on. Takes me to the world of unknown.

ノマドの森から - from the Nomadic Woods -
Market

ノマドの森から - from the Nomadic Woods -
Vegitables

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Grocery store

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cooking

ノマドの森から - from the Nomadic Woods -
curry, chapatis and cucumber with friends