あくまでデリー近辺に限った話です。他の州ですと状況がかわるかもしれません。(未確認)

アーユルヴェーダには「チャラカサンヒター」をはじめとする様々な文献が古代から存在し、語り告がれているのですが、インドには一般の病院で使用されている「科学物質の薬」のほかに「アーユルヴェーダ薬」があります。

どちらも、薬局で手に入ります。

病院によっては、どちらかしかないところもありますが、大抵病院にも2種類あります。

アーユルヴェーダ薬の定義は「文献に記載されている材料・配合の指示で作られた天然素材のものを原料とした薬」です。

文献て???調べましたところ、現在約100冊のアーユルヴェーダ薬のレシピについて書かれた本がインド政府にて認められており、10万種類のレシピが記載されているんだそうです。その中で代表的なアーユルヴェーダ薬は630種類程度。

アーユルヴェーダ薬の表示には「~という文献を参考にしました」という表記がされています。この変遷は現代になって材料が手にはいらなくなったり、より効果の高い配合が発見されるとその文献とは別に新しい本が編成されたりするのだそうです。

その一方で、「特許薬」というのもアーユルヴェーダ薬の中には存在します。配合、材料を医師や学者がありとあらゆる研究の結果、より効果の高いものと立証された際、その製法の特許をとった薬のこと。日本と一緒で申請がとおれば、晴れてその薬の権利はその人、その会社のものになる、というものです。

日本同様、この業界は非常に注目度の高い分野です。というのもインドは世界トップクラスのジェネリック医薬品輸出国です。

アーユルヴェーダとかけ離れてしまうので、このネタはここまでにして、何が書きたかったというと、アーユルヴェーダ、というと栄養を食べ物からとって、薬に頼らないで、というイメージがあるのですが、インド現地では数種類のハーブが飲みやすいタブレットやペースト状のものが売っていたりするわけです。意外とハイテク?