遅くなりましたが、11月の予定ができました。

満月は、10月31日が本来なのですが、都合により一日にさせていただきます。

また、11月30日が満月なのですが、12月一日に「月次祭」斎行予定です。

 

 

 

 

さて、前回「ありなし神社」のご祭神は、「紀貫之命」と申しましたが、

実は、「蔵王権現」という説もあります。

奈良県吉野山にある「蔵王堂」(金峯山寺)の神仏様です。

 

                        (山田文造 筆)

権現とは、「仏が権(か)りに神として現ずる」という考え方によるものです。
 

また、地元の講の方々は、「蟻無神社」と字を当てられています。

つまり、「畑等に害を及ぼす蟻をはじめとする害虫がいなくなるご利益がある」とする信仰からきたと考えられます。

 

こうして、人々は近くを流れる野間川の清浄な砂を畑に入れたのでした。

 

 

清浄な砂をまいて清める、というのは神道では以前よりある考え方です。

 

こちらの考え方をとるならば、ご祭神は「祓戸の大神」あるいはまた、山をご神体と考えた「大山祇(おおやまつみ)信仰」と考えられます。