野間の大けやきのある場所は、「ありなし神社」の境内地です。
この地は、大正3年(1914)、地元の方々より、野間神社に寄贈されました。
ご祭神は、紀貫之(きのつらゆき)とされています。(大阪府教育委員会説明板による)(蔵王権現という説もあります)
ご存じ平安時代の貴族で歌人、役人でもありました。
なぜ、この方がご祭神であるかというと、役人としてこの地方に赴いた際にこのあたりに立ち寄ったというのです。
そして、辞世の句
「手に結ぶ 水に宿れる 月影の あるかなきか(有るか無きか)の 世にこそありけれ」
と詠んだといわれております。
この和歌より、有無(ありなし)神社と名付けられた、というのです。
亡くなったのは、「866年~872年頃」、場所は、滋賀県大津市坂本本町裳立山(もたてやま)といわれています。
(ウィキペディアより引用)
*木工頭という官職は、木工寮を司り、宮廷の建築・土木・修理を一手にひきうけた頭領のこと。(ウィキペディアより引用)
大けやきの推定樹齢からして、まだ苗木であったか、生えていなかったと思われます。