飲食店に思いをはせる | 無農薬栽培 みんな集まれ!ノーマ農園

無農薬栽培 みんな集まれ!ノーマ農園

2011年春、愛知県愛知郡東郷町諸輪畑尻山90番地に、すべての人がノーマルに生きるための農園が誕生しました。その名も『ノーマ農園』。

私は、以前の会社で飲食・物販事業に長らく関わったことがあり、店舗の開発や改善指導、業態開発などの仕事も経験させていただきました。
なので、お昼にランチに行っても、どうしてもその時の視点でお店を見てしまう癖が出てしまいます。

この店は、誰に向かって何を提供したいのだろうかとか、原材料費はどのくらいかけているのだろうか、サービス方法や接客はターゲットのお客さんに合っているのだろうか、立地はこの店がやりたいことに合っているのだろうか、店で働く人たちの関係性は良好だろうか、あげくの果てに聞かれてもいないのに、この店は継続できるのかどうかまで考えてしまいます。

チェーン店であっても、店内の作りやレイアウト、駐車場の入りやすさや数、スタッフさんの違いにより、足が向く店とそうでない店が出てくることもあります。

ノーマ農園の野菜を使っていただける飲食店さんにも必ず行くようにしているのですが、それぞれ個性があって楽しいです。

ランチに良く行くお店は、畑近くにあるカレー屋さん、タイ料理屋さん、カフェレストラン(幸せの黄色いキッチンカーには毎週金曜日にお世話になります)、中華料理店、うどん屋さん、ラーメン屋さん、チェーン店です。
それぞれ特徴があり、私の個人的な好みで通っています。

お店をやる前に確認する重要なことがいくつかあると思っていて
1.自分はその店を本当にやりたいのか? これが一番重要です。
2.そのお店で何を実現したいのか「コンセプト」を決める。
  コンセプトとは、「誰に何をどのように提供したいのか」を具体的に表現することが大切です。
3.そのコンセプトを実現するのに適した立地は、店舗の広さや駐車場の台数、サービス方法、厨房と売り場やフロアの比率、厨房やフロアのレイアウト、メニュー数や内容、価格、席数、雰囲気作りのための内装などを具体的に決めて行きます。
4.全てが理想通りにはならないので、現実に即して折り合いを付けて行く作業も必要です。
5.一人で店を切り盛りする場合は良いのですが、2人以上でお店を運営する場合は、組織としての信頼関係の構築は不可欠ですし、実現したいことができる能力を持った方に協力いただけるかどうかも大切です。
6.外から視認しやすい看板などの外装は、一番後の検討事項になります。
7.趣味で行うわけではないので、あくまでコンセプトに即して全てを一気通貫で決めて行くことになります。
8.飲食店は、軌道に乗るまでに1年はかかるので、その間の運営費をまかなえるだけの蓄えがあるのが理想ですが、そのような方は少ないので、SNSを使って広く知っていただくことも重要ですが、個人のお店で最も強力で重要な宣伝は今も昔も口コミです。
9.ターゲットにしている方に、「また来てみたい」と思っていただけるお店になっているのか、サービス、メニュー、価格など常にブラッシュアップすることが求められます。
そのためのキーワードは、「ここはどこですか、お客さんは誰ですか、欲しいものやサービスは何ですか」です。