先週の話ですが、スリクソンの新製品発表会に行ってきました!
 
今回はスリクソンのドライバーからアイアンまで全部が新しくなったのですが、とりあえず今回はドライバーの紹介。
 
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今回のコピーですが「ZERO SRIXON」ってことで、ドライバーをゼロから作り直せというコンセプトらしい。
 
 
 
今回のドライバーはZ585とZ785という2種類。
 
スリクソンのドライバーと言えば、今まではやはり中上級者向きのクラブってイメージで、460ccのモデルともう少し小さいモデルを作っていたと思うのですが、今回はなんと2種類とも460cc。
 
しかもですね、パッと見はほぼ同じようなデザインで、かなり似たような形。

 

 
 
上の写真で左がZ785で右がZ585。
 
多少ソールのウェイトの位置が違うかなって感じですが、そんなに大きく変化があるようには見えない。
 
一番大きな違いってのがZ785にはカチャカチャがあってシャフトを簡単に交換できたりするってこと。
 
左のZ785にはヒール部分にカチャカチャの穴がありますよね。
 
他にも細々と違う部分はあるのですが、ぱっと見は本当に2つとも似ている。
 
 
で、今回のドライバーの共通の部分ですが、まずはクラウン部分がカーボンになりました。
 
 
これはもう構えてみればカーボン素材がクラウン部分に見えているのでひと目で分かります。
 
ちなみに上の写真はZ785。
 
 
んで、これがZ585ね。
 
クラウンをカーボンにしたことによって、もちろん余剰重量が生まれ、その重量をヘッドの周辺部分に配置することで上下左右の慣性モーメントが高まり、ミスに強く、直進性の高い球が打てるようになっているようです。
 
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んで、カーボンクラウンになると、少し打音が悪くなるというイメージがあるのですが、そのあたりもちゃんと考えられていて、サウンドリブを内部に配置することで、とてもいい感じの音にしてあるそうです。
 
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内部はこんな感じね。
 
で、もう一つの特徴ですが、今回のドライバーはダンロップさんの超人気ブランドであるXXIOのテクノロジーを採用しています。
 
それはカップフェース。
 
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カップフェースにすることでフェース全体の反発係数0.80以上の反発エリアが従来モデルに比べて76%拡大しているそうです。
 
しかも高強度、高比重、高弾性のチタンフェースを採用し、フェースを薄くすることでさらに反発エリアが拡大しています。
 
プロモデルというイメージのスリクソンブランドにXXIOのテクノロジーを採用したってことに少し驚きましたね。
 
 
んで、シャフトはMiyazaki Mahanaという手元重心で中央部分がしなる中調子のシャフトが純正で採用されています。
 
 
で、さっそく試打ブースで打たせてもらいました。
 
下の写真の左がZ785で右がZ585。
 
 
微妙に顔が違って、左のZ785のほうがクラウンの後ろの頂点部分がセンター付近にあるのに対し、Z585は頂点部分が少しヒール寄りになっていて、少し捕まるイメージになっています。
 
Z585のほうが少しアップライトに見えるようになっていて、クラウンの後ろ部分も少し低くしてあるので、低重心でボールが上がりやすいイメージになっていますね。
 
全体的にZ585のほうが構えた時に捕まってボールが上がるというふうに感じるように作られています。
 
 
んで、さっそくそのZ585から試打しましたが、これがかなり楽に打てていい感じの球が打てるのよ。
 
今までのスリクソンのイメージからしたらかなり楽になったイメージ。
 
今までのスリクソンのドライバーだとちょっと頑張らなきゃダメかなって感じだったのが、今回のドライバーはそんな感じが構えたときから全く無いし、実際に打ってもそんな感じが全く無い。
 
僕が打ってほぼストレートから軽いフェードで、高さもスピン量もいい感じで安定していました。
 
 
そしてZ757ですが、こちらもZ585とあまり変わらない感じ。
 
ただしやはり捕まりがZ585よりも少し悪くなるのと、楽に上がって打ちやすい感がほんの少しだけ減るかなって感じ。
 
それでも従来のスリクソンのドライバーに比べれば本当に簡単に打ちやすくなってる。
 
これがスリクソンのプロモデルなの?って感じです。
 
んで、いろいろシャフトを変えたりしてフィッティングしたのですが、純正のMiyazaki Mahanaシャフトは僕の打ち方だと少し球が暴れたので、Miyazaki KORIという元調子のシャフトだとタイミングも取りやすくて、球筋も完全に軽いフェードで安定。
 
僕の場合はカチャカチャのないZ585にMiyazaki KORIがバッチリってことになりました。
 
軽いフェードで250ヤード前後の飛距離で本当に安定していましたね〜。
 
 
で、Z785とZ585の共通の感想ですが、打感が柔らかくてとてもいい感じ。
 
カップフェースとフェースの薄肉化のせいか、少しフェースにひっつくような柔らかい打感で、ひっついてから弾いていくようなイメージでした。
 
そして打音も流石にサウンドリブでチューニングしているだけあって、あまり高くない音でけっこう上級者好みの音で気持ちよかったです。
 
 
しかしね何度も書きますが、本当に今回のドライバーは優しくなった。
 
100切りを目指す人から使えるんじゃないかってくらいに優しい。
 
で、上級者の人はカチャカチャでいろいろと自分好みにセットアップできるZ785を買えば、いろんな球筋を操ることはできると思うので満足できるんじゃないかと。
 
本当に使える人の幅が広がったな〜って感じです。
 
ヘッドはほぼ同じような感じに見えるんだけど、やっぱカチャカチャが付いているとそこに多少の重量を取られてしまうわけで、その分カチャカチャのないZ585のほうがミスヒットや直進性に少し優れたヘッドになってるんじゃないでしょうか。
 
あとは多少Z785のほうが操作性を高くしていると思うので、球筋をコントロールしたい人や、クラブの開閉を多く使う人には良いのかもしれません。
 
曲がりにくくて簡単なのはやっぱZ585ってことになるでしょうね。
 
とにかくこれは一度打ってもらわないとダメなクラブだな〜と思うんです。
 
スリクソンの今までのイメージとはかなり変わっているので、打ってみたら驚くんじゃないかと。

多分もうちょっとしたらいろんなところで試打会があったり、ショップに試打クラブが入ってきたりすると思うので、ぜひとも一度打ってみてください。
 
詳しくはこちらの公式ページで見てね。
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明日はその他のクラブを紹介します。