ご存じの方も多いかもしれませんが、ボクはどちらかと言うと小技でゴルフを組み立てるタイプでございます。
ドライバーはそんなに飛ぶ方じゃないし、バンバンパーオンするわけでもない。
なんとか寄せてパーを拾って粘りまくるってのが出来た時には良いスコアが出ます。
で、最近もそういう粘るゴルフがけっこう好調で、先日の「全日本ショートコース選手権」や東名カントリーの「GDカップ」なんかでも良いスコアが出たのは、小技で粘りまくったおかげです。
そのあたりの内容は過去記事で
↓
ボクも含めアマチュアなんてそうそうパーオンなんかしませんから、乗らなかった時にどうやってそこから2打でカップインするかってことが大事なわけです。
しかもね、グリーン周りまで来てる場合は、なんとかして寄せワンが取りたいじゃないですか(仮に寄せワンパーだろうが、ボギーだろうが)
ってことで、もう10年近くボクがやってる転がしアプローチの必殺技をここで教えます!
その名も立山(タテヤマ)!
ま、そんなにすごい技でもないのですが、これがシンプでなかなか結果が出るアプローチなんですよ。
特にショートコース選手権ではこの立山アプローチでいくつパーを拾ったか分かりません。
以前は1ラウンドに1〜2回も使えば多い方だったのですが、ここ半年くらいはかなりの頻度で立山アプローチを使っています。
っていうか、まず立山アプローチが使えないかどうかって事を考えて、使えない場合は仕方なくSWやAWでのピッチエンドランをする感じ。
では、そのやり方を。
ボクが立山アプローチで主に使うクラブは8番アイアン。
8番アイアンをかなり短く持ってパターのように構えます。
ボール位置、ストロークも全くパターと同じ感じで打つ。
距離感もパターで打つときと同じくらいの距離感です。
↑後ろから見るとこんな感じね。
で、近くに立ちますから必然的にクラブのヒール側が浮きますが、これがなかなか重要なポイントでして、ヒールが浮くことで芝との接地面積が少なくなりダフる確率がかなり減ります。
↑こんな感じにヒールが浮きます。
注意点はあくまでもパターのように振ること!
どうしてもヘッドの形を見るとアプローっちっぽく打ってしまいそうになるのですが、頭のなかで「これはパターだ、これはパターなのだよ」と思いながら打ってください。
ショットっぽく打つとミスが多くなるし、距離感も合ってきません。
この8番でやる立山アプローチを「立山エイト」と僕は呼んでいるのですが、下りのグリーンに対してやる時は9番を使った「立山ナイン」にする時もあるし、打ち出しがけっこう登ってる時や、グリーンまでの距離が長いアプローチの時は7番を使った「立山セブン」にする時もあります。
立山アプローチは打ち出しで少し空中に浮くので、グリーンを1メートルくらいこぼれたときとかに、パターだと芝目の影響を受けそうだな〜って時に使うと、嫌な逆目の芝の部分とかを飛び越えてからコロコロと転がってくれるので、とても楽です。
もしくは7番とかでやるとボールの勢いがあるので、打ち出し直後の芝の影響は受けにくくなります。
このあたりは皆さんがいろいろなシチュエーションでいろんなパターンの立山を使ってみて、どういう場面でどの番手を使うのが良いかってことを決めていくと良いと思います。
基本は8番を使えばかなりの場面で楽にランニングアプローチができると思いますよ。
キュキュっとスピンが掛かって、同伴者から「おー!」って言われるようなアプローチではないですが、地味ながら寄る確率がとても高いアプローチなので、ぜひやってみてください。
で、なんでこのアプローチを「立山」と呼ぶかっていうと・・・
実は立山光広プロがあるテレビ番組でこのアプローチが楽に寄るってことを言われていて、それをたまたま見ていたボクが真似したらめっちゃ良かったので、立山プロに敬意を表して「立山」と名付けたわけです(そのわりに呼び捨てですが 笑)
最近は立山プロをトーナメントで見ることがなくなって寂しいです。
けっこう好きなプロなので、また活躍してくれると嬉しいんですけどね〜(太平洋VISAマスターズでダレン・クラークと優勝争いした時には興奮したな〜)
ってことで、なかなか言葉だけでは伝わりにくいかもしれないので、立山エイトの解説ビデオを貼っておきます!
是非参考にしてね。
1回ダフってしまっていますね〜(笑)
この時は借り物のクラブだったのでダフりました・・・お許し下さい。