台風で大増水する前に | バス釣り空手自動車整備…だけじゃない

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連日の猛暑で怠くてもうしょうがない。

 

寒いダジャレのはずだけど、今年の暑さには歯が立たないね。

 

次の休日には、川は台風のダメージを受けてるだろうから、25日に行ってきた。

 

 

 

到着した時は薄暗かった。

 

明るくなるのが遅くなってきたので起床時刻を少し遅らせたのだけど、太陽は予想以上に寝坊助だった。

 

日が昇る前にトップで釣りたくて、過去に自作スイッシャーで釣れた所や岩撃ちエリア、瀬尻で自作ペンシルを投げていたけれど全く反応してくれなかった。

 

この川ではどういう訳かトップで釣れるのは初夏の短い期間のみ。

 

もう時期外れだと分かっていても期待して投げちゃうんだよね。

 

瀬尻でスワンプを投げても反応が無かったから、ここに魚は居ないということにする。

 

前回ほど水をぬるく感じないのは数日前に降雨があったからだろう。

 

それで魚の活性が上がってると踏んだのにな~。

 

希望を持てたのは岩撃ちエリアに堆積した砂が減ってきたこと。

 

岸の地形も、台風で増水したら強い反転流ができそうに思えるので、それが砂を流してくれたら来春は期待できる。

 

だから台風後にどう変わるか楽しみでもあるんだよね。

 

でも、今は釣れそうにない。

 

太陽光に焼かれる前にお約束ポイントへ足を向けた。

 

 

 

お約束ポイントに溜まってた砂も減っていた。

 

逆V字ゾーンは現状でもだいぶ良くなったと思うのだが、釣れてた時の流れ方と違うからなのか、しつこく攻めても反応は得られなかった。

 

ここも台風で良くなりそうな気がする。

 

ロングキャストして、流れが当たる水中岩周辺をチェックしていると、

 

〈ぬい~ん〉

 

と持っていかれた。

 

ロッドを立てると大きくしなる。

 

一瞬根掛かりと思ったが、躍動感が伝わると、生じた不安は喜びに上書きされた。

 

水中岩から引き離す。

 

〈ダパン〉

 

水面付近を横向きに跳ねた魚体は40cmクラス。

 

コイツは確実に水揚げしなくては。

 

ワームの結び直しをしてなかったことを思い出し、ドラグを少し緩めて慎重に寄せる。

 

流れの中で掛かったこともあるが、こんな時に限って凄くパワフル。

 

猛烈な突っ込みは手首のクッションだけでは吸収できず、4~5回はドラグが鳴かされた。

 

引きを楽しむより早くランディングしたいので、魚が遠間に居るうちに自分が上陸、岸から離れる。

 

右手側の流れに入った魚を遡らせ、水際に来た所を砂の岸辺に引き上げた。

 

(よっしゃ~)

 

良いところに掛かっていた。
 

 

砂を足で均してメジャーシートを広げる。

 

(44…だな)

 

撮影しようとすると、お約束のビッタンビッタンで手こずった。

 

 
重さは1295g

 

 
(ん!?)

 

この後、魚体の地色が急速に薄くなり、トラ柄模様がはっきり出てきた。

 

(いかんいかん)

 

この体色変化はスモールマウスが弱ってきたことの証だ。

 

しかし、いくら撮影に手間取ったとはいえ、スモールマウスにしては早い。

 

高水温時のファイトは魚もしんどいのかも。

 

下顎つまんだまま流れの中に入れ、口からエラへ水を通す。

 

少しの間そうしてから、流れが当たらない岸際の浅場に横たわせると、エラ蓋が動き体色もオリーブ色に戻ってきた。

 

(良かった…)

 

このまましばらく置いておけば復活するだろう。

 

そして、釣りしてるうちに勝手に居なくなると思っていたら、

 

(あれ!?まだ居る)

 

そっと押してやると、自分で体勢を整えて深い所へ帰っていった。

 

これで一安心。

 

引き続き、逆V字ゾーン、水中岩付近、その他周辺を代わる代わる攻め続けた。

 

(もう来ないかもな)

 

(でも、他へ行くより粘っていた方が良さそうだし…)

 

(まあ、1本で打ち止めっぽいけど)

 

正直、歩き回ると暑くなるから動きたくないのもあった(笑)

 

そんな感じで粘っていると、水中岩付近で、

 

〈ぐい~ん〉

 

と引っ張られる。

 

まさかの当たりに喜んでフッキング。

 

[ジイッ!]

 

ドラグが短く鳴く。

 

グググググン!

 

1本目よりパワフルだ。

 

まずは水中岩から引き離す。

 

グイーッとロッドを立てる。

 

グググググ・プン〉

 

(え!?)

 

ラインブレイク!?

思った直後、流心の荒波から1本目と同サイズのスモールマウスが飛び出した。

 

うわ!くっそ!!

 

リールを巻くとワームの存在を感じた。

 

結局バラシだ。

 

残念だったが、新しく魚が入ってきたということは次の魚が来る可能性もあるともいえる。

 

もう少し粘ってみる。

 

しかし、その後は梨のつぶて。

 

対岸へ移動した。

 

 

 

結果から言うと、こちら側ではノーバイト。

 

少し粘ろうと思ってた最奥ポイントには先行者が居た。

 

それでお約束ポイントに戻ると、流れ方が少し変わっていた。

 

水位が少し下がったからだろう。

 

本日唯一反応があった場所だから、もう一度粘ってみる。

 

すると、釣れた辺りで同じように

 

〈ぬい~ん〉

 

と持っていかれた。

 

(よっしゃ、きたぁ!)

 

喜び勇んで巻き合わせ。

 

グイ~~~ン

ロッドが大きくしなった直後、

 

〈ずるっ〉

 

と軽くなる。

 

バラシ!?

 

掛かり所が悪かったのか?

 

それとも紛らわしいスタックだったのか?

 

真実は神のみぞ知るだ。

 

その後は全く反応が無く、暑くなってきて終了。

 

次の休日頃には台風襲来。

 

さあ、川はどう変わるかな。