5月3日に川へ行くつもりだったけど、起きたら眠いわ怠いわで断念。
4日も5日も結局はダラダラ過ごしてしまった。
川のライブカメラ映像を見ると、4月30日からは田んぼの代掻き水が入って濁っていたから、連休初日に行ったのは大正解だった。
で、1週間経って水の色が少しマシになってきたようなので7日に行ってきた。
天気予報も雨だから人も来ないだろうし、当たり日になる可能性もあったからね。
川に到着。
幸いまだ降りだしてはいなかった。
道路脇の温度計は2か所とも17℃でこれまでとは段違いに暖かい朝だった。
これなら防寒着は不要だ。
水量も今年来た中で一番多い(とは言っても少なめだけど)
濁りは残っているが、この程度なら問題ない。
これならお約束のポイントに魚が居るに違いない。
前回だって釣れたし。
(でも、まずは…)
車から降りてすぐの所を簡単チェック。
普段は殆ど釣れないけれど、こんな感じの時に良かったことがある。
だから小々期待していたが、反応はいつも通りだった。
装備を整えてお約束のポイントに向かった。
途中にあるピンポイントが良さげに見えた。
何年か前には高確率で1匹居た所だ。
ここ数年は全くダメだけど、この水量なら居るかもしれない。
それで試しに数投してみたが反応は無く、目的のポイントに入った。
降り始めた雨は小雨程度で殆ど気にならない。
気象条件としてはとても良い。
しかし…。
ここでも全く反応が無い。
居たら確実に食ってくる辺りを何回通しても来ない。
立ち位置を変えても来ない。
(これは居ないなぁ…)
安心の1本を期待していたから、釣れないと反動で余計に不安になる。
(次に行った方が良いな)
川から上がった。
次のエリアへ行く途中で、雨予報だから人は来ないだろうという安心感が、最初に簡単チェックしたポイントを別角度から攻めてみる気にさせた。
そこからでも水が多めで笹濁りの時に何本か釣れたことがある。
すると、
( お! )
(食ってるぞっ、と)
合わせにロッドがしなる。
大きくはなさそう。
それにしても軽いと思ったら、魚はこちらへ泳いでいた。
リールをガンガン巻いて寄せ、後ずさりして砂の岸へ引き上げる。
意外な所で安心の1本が釣れた。
42cmってところか。
(これは追加があるかも)
しばらく続けたが、どうやら1本で打ち止めっぽい。
まあ、ボウズ回避できただけでも充分だ。
大本命エリアへ向かった。
少し濁っているので撃つべき岩が見えないかもしれない。
そんな心配は到着したら杞憂に終わり、目に入る岩を順番に丁寧に撃っていった。
前回3回ミスって4回目で釣れた岩の番が来た。
(よし、ここでラインが…)
動かない。
何回やっても同じ。
周辺の深場でも同じ。
(居ると思ったのにな~)
チェックを続け、前回1本目が釣れた岩を撃つと、ラインが動き始めた。
(よっしゃ~!)
[ジッ!]
合わせに呼応するかのようにドラグが鳴く。
この魚は良いファイトをしてくれた。
ヨンナナの1755gだ。
岩撃ちを一通り終え、次は逆V字ゾーンのチェック。
このゾーンで反応が出る場所は主に3か所。
そのうちの1つで乗らない当たりが数回。
いったい何だ?
ニゴイか?
それとも小バスか?
そこを休ませるために、もう1か所の釣れる所を通していると、
[スゥーーーー]
ラインが走り出した。
(よし!)
フッキング。
ロッドが大きくしなる。
これも45cmクラスだろう。
〈タパーン!〉
真っ黒な魚体が宙を舞う。
(よっしゃよっしゃ)
コイツも何度もドラグを鳴かす激しいファイターだった。
寄せつつ岸へ向かう。
バラさないようにロッドワークに気を配る。
岸まであと少し。
そこで突然ヤツの第2エンジンが点火!
〈ゴグン!ググググ…〉
これを耐えて最後の仕上げ。
と思ったら、
〈ググググ・プン〉
( は!? )
切られた?
と思ったらバラシだった。
実はフックが甘くなってきていたので取り替えようか迷っていた矢先だった。
最後の突っ込みで魚とラインの向きが正反対になったから、新しいフックでもバラシたかもしれないけれど、フックとロッドワークのWミス。
(あ~あ…)
残念だったが仕方ない。
フックを交換して、最後にとっておいた岩へキャスト。
前回50cmが釣れた所だ。
(さあ、ラインよ動け)
( … )
動かない。
少し離れた所に落ちたからダメなのか。
もう一度キャスト。
…やっぱり動かない。
もっとギリギリじゃないとダメなのか?
前回は1発でキワキワに落とせた。
それなら、としっかり狙ってキャスト。
(よし!)
( … )
(近くてもダメじゃん!)
ここに居ると思っていたから、さっきのバラシが余計に悔やまれた。
救いだったのは、バラシフィッシュを掛けた場所がフィーディングポイントであるように思えたこと。
次の魚が回って来るのを期待して続けていると、ラインが持っていかれた。
( っしゃ! )
合わせる。
しっかりとした重さを感じた。
(コイツはデカイかも)
今度は無理に岸へ向かわないようにしてファイト。
魚は流れを上ってきた。
その進行方向には小石が水面に顔を出すくらいの浅い所がある。
そこへ引き上げる方が岸へ上げるより手っ取り早い。
そのまま誘導して無事キャッチ。
(よっしゃ~)
(コイツは…)
50cmあるかも。
ということは先週のアイツか?
測れば分かる。
するとジャスト50cm(笑)
前回に懲りずにまた会いに来てくれた。
メジャーシートに乗せられた時の表情まで前と同じだった(笑)
既に小雨と言えないくらいの降りになっていた。
しかし暖かい雨なので心地よいくらいだ。
そんな中、乗らない当たりが続いた辺りで、ついに1本、35cmくらいのを捉えた。
さらに続けていると50cmが釣れた所で47.5cm、1735gが釣れた。
これは4/23に釣った魚だった。
まだ追加できそうに思えた。
しかし続けていると空気がひんやりしてきた。
水温も下がったように感じた。
当たりも遠のいたので、そろそろ引き時かと思ったら、本日2回目のコイツが来た。
これはネストオス確定。
あそこにもベッド作るんだ。
もうそこは狙わないようにして続行。
しかし反応は得られず、雨が強くなってきたこともあって、お約束ポイントの対岸をチェックに行った。
(あれ?)
水位が朝イチより少し上がっているように思えた。
(まあ、やってみなきゃ分からんよな)
岩陰や今年から弱くなった反転流をチェックするも異常なし。
カッパの袖口から雨水が浸みて前腕部が少々冷たい。
あと1~2時間くらいで雨は弱くなる予報だったが、もう充分満足していたのでこれで終了とした。
今回は5匹を6回水揚げできた。
うち3本は45アップ、しかも二度三度釣れてくれた有難い魚だ。
これはもう新しいオトモダチだ。
一昨年、去年と釣れてくれたあの魚にも会いたいぞ~。