このところ、少ないながらも安定してアクセスいただいている『ダウンショットの結び方』 https://ameblo.jp/nolimitevo/entry-12226467806.html
最後のハーフヒッチが使用中たまにズレることがあるので、これより良い方法はないものかと、長い間模索していた。
そして、ついに満足できる結び方を完成することができた。
きっかけは、前に載せたニシネルアーワークス代表の西根さんが紹介されていた結び方。
FBで、この結び方は既存かどうか?という話になってリンデマンノットということが判明したのだけど、その過程で出てきたジャンスィックスペシャルノット(漁師結びと呼ばれるものの1つ)が頭に引っ掛かっていたのだ。
ラインを巻き付けていく方向が反対なのに、最後に出る端糸は両方とも同じ向き。
リンデマンは締め込んでいくと反転するのかな?
どちらもクリンチノットのようにアイ側に端糸が出るので、結び目の左右でアイにハーフヒッチすればダウンショットで使えるな、と思っていた。
でも、それではこれまでと同じだ。
これを何とかできないか…。
ああ!
リンデマンノットのここに端糸を通したらどうだ!
と、閃いた。
やってみると、
(おお!強い!!)
締める時に失敗して小さなループが残ってしまうこともあったが、それでもフロロ5lbを結んだフックで2㎏の鉄アレイが持ち上がった。
これだと最後の締め込みで結びがグリっと反転するように感じたので、そこが上手くいかないとループが残るのかもしれない。
それならば、似た結び方でアイ側へ向けて巻き付けていくジャンスィックスペシャルノット(長いので以下ダイゴ風にJSPとします)ならどうだ?
早速試すと、こちらの方がスムーズに締め込めた。
そして、
(おお!イケるぞ!!)
これも2㎏の鉄アレイが持ち上がった。
注意すべき点は、適当にやってラインを不必要に交差させないこと。
最後に通す箇所を間違えないこと。
そうすれば、アイにシンカーリーダーを通さなくてもフックポイントが上を向く強いノットとなります。
さあ、どうやったのか、それをこれから紹介していきます。
まずは拾ってきたJSPノットの画像から。
手前側がフックアイの下面となります。
これは2回巻き付けてますが、自分はとりあえず4回巻いて…。
5回目は下図の最後の部分のようにしました。
この図の巻き付け方を1回半巻きということにします。
だから自分は4回半巻きしたということです。
『半』ってのは変だけど便宜上ってことでご勘弁ください。
違いを比較しやすいように左右に並べてみました。
図の通りでは巻き付ける回数が少なくて心許なかったから4回半巻きにしたのだけど…。
YGKのHPにある『最強結び』を見て思いました。
『遠藤ノット』とそっくりじゃん!
3の過程が省略されてるのが『遠藤ノット』で、それでも全く不安の無い強度だから、JSPノット改を図の通りに結んでも強いんじゃないか?
そう思って試しにやってみたら、何と!
1回半巻きでも鉄アレイが持ち上がりました。
結んだ直後の強度は4回半巻きでも1回半巻きでも十分に強い。
となると、後は耐久性。
ダウンショットのノット部分は、キャストやシンカースタックする度にシンカーリーダー側からも締め付けられる。
巻き付け回数が少ないということは結び目に使われるラインが短いということで、それはつまり伸び代が少ないといえるから、適正以下の巻き付け回数では劣化が早くなるような気がしてしまう。
かといって巻き付け回数が多過ぎると締め込みの時に摩擦のストレスが大きくなる。
そして、シンカーが根掛かって外れなくなってもワームとフックは回収したいので、切れるのはシンカーリーダー側だけにして欲しい。
それを想定して本線とシンカーリーダーを持って切れるまで引っ張ると、巻き付け1回半ではノットがばらけてしまった。
つまりワーム&フックは回収できないということだ。
2回半以上ではシンカーリーダー側だけが切れる確率が高くなった。
残ったフックで2㎏の鉄アレイが持ち上がるか試してみると、3回半(投稿後に成功したので追記)と4回半で1回だけ持ち上がった。
試した回数はそれぞれ10回もいってないけどね。
まあ、ほとんどが持ち上がる前に切れた訳だが、2回半よりは3回半以上の方が高荷重に耐えられた。
じゃあ、巻き付けるのは4回半がベストかというとそうともいえず、自分が試したフロロリミテッド5lbでは4回半巻きから急に綺麗に締め込むのが難しくなり、小ループが残ることがしばしば。
ってことは、ラインにもよるけれど、実釣で使うなら3回半巻きがオススメです。
あとは使って耐久性の確認をするだけだ!
P.S.
動画撮りました!
聞き取りにくいところもあるかと思いますので字幕はONでご覧ください。
結びやすくした別バージョンも撮りました!