日曜の夕方、久しぶりに琵琶湖の様子を見に行ってきた。
琵琶湖の状況は概ね厳しそうだし、今回はニューロッドに慣れるのが目的だから、『釣れなくてもいいや』というお気楽な釣行だ。
ま、そんなこと言っても釣れた方が良いに決まってるから、『あわよくば』という思いは勿論あったけどね(笑)
先にコンビニでお約束のカールと食物を調達。
パン、おにぎり、缶コーヒーを胃袋に入れ、車内で一息ついてから出動した。
良い感じの風が吹いており、釣れそうな雰囲気ありあり。
しかし、チェックしたい場所は空いているのに、そこを挟むように先行者が居る。
(あ~、こりゃダメだろうなぁ)
そう思いながら探った結果は予想通りで先へ進む。
今年の台風で底に何か変化があったかもしれないので奥のポイントまでは調査漏れがないようにするつもりだった。
しかし、こちらにも先行者が。
しかも自分が進むと彼の人も進む。
まるで夏の逃げ水現象(笑)
そんなんだから奥のポイントには入れずに引き返す。
そして最初のポイントを再チェック。
相変わらずここの先行者達も頑張っている。
(こんなんで食ってくるかなぁ?)
思いながらポイントにリグを通していたら、
〈ぷん〉
( ?!? )
小さな当たりを半信半疑ながら合わせると一瞬だけテンションが掛かって抜けた。
極小バスか食い上げバイトか?
リールのハンドルを回すと重さが増してきた。
良かった、魚は付いている。
でも、どうせ小バスだろう。
〈ググググ…〉
ロッドの曲がりが段々と大きくなる。
〈ググググ…〉
(あれ!?)
そこそこあるのか?
予想以上に力強く重い。
これは掛った魚が大きいのか、それともパワーのあるロッドだから手応えを感じやすいのか?
ニューロッドでの初フィッシュで、感覚からは魚のサイズが読めなかった。
さらに攻め所を知らない先行者達に釣れたのを知られたくはなかった。
とりあえず最初の突込みをやり過ごし、足下に浮かすまではできた。
少し場所をずらしてネットを使おうか。
高い足場から吊り上げる形になっているので、そうそうバラシはない。
…はずなのに、
〈パシャシャ〉
[プン]
( えっ! )
横へ引っ張って行って掬おうとしたら、まさかのバラシ。
貴重な、しかもニューロッドでの1発目を逃がしてしまった。
もう食ってはこないだろう。
さっさと切り上げて次の場所へ移動した。
こちらは人が少なかった。
やりたい重要箇所も2つとも空いていた。
この水の動きなら奥の方か。
入った場所周辺を探っていると、
〈カンッ!〉
( ! )
〈ゴン!〉
明確な当たりを合わせると良い手応え。
〈グイイイイイイイン!〉
急激に増加する重量感とパワー。
これはドラグを緩めるべき相手だ。
ドラグノブを時計とは反対方向へ回転させていると、嫌なノイズも伝わってきた。
(これはライン擦ってるぞ)
さらに緩める。
[ジイイイイイイイイイイイッ!]
ラインを一気に引き出された。
その途中でノイズが消えたのは幸いだった。
ダッシュが止まってからは無理せず寄せて浮かせてネットランディング。
久々の50㎝クラスか、と期待したけれど、思ったより小さかった。
ただ、ネットを持つ手に伝わる重さは見た目以上。
測ってみると46㎝。
重さは2170g。
この長さでこの重さなら、いわゆるクオリティーフィッシュと言っても良い。
ちなみにラインは一部ガサガサになっており、手で軽く引っ張っただけで簡単に切れた。
よくぞ耐え抜いてくれたものだ。
この魚でかなり満足できた。
それでも帰るには勿体ない時間帯なので、もう1つの重要箇所をチェックしてみると無反応。
釣れた場所に戻り、その近くで35㎝クラスを追加できた。
続く反応がないので、戻りながら2か所をさっと流してノーバイトに終わり、車で場所移動。
移動先でも何も起こらず、最初のポイントへ再度行ってみた。
バラシポイントでは無反応だったが、奥のポイントで30㎝ちょいと30㎝あるなしを釣ることができた。
そこから戻りながらの調査は不発に終わり納竿。
ボウズ覚悟で行った結果が5バイト4フィッシュだから上出来じゃないかな。
最後にバンタム274Mのインプレを少々。
感度とバランスに関しては旧モデルのFDアンリミ274Mより間違いなく良くなった。
しかし、魚が掛かった時のしなり具合が硬くなったように思えた。
モッチリパワフルというアンリミ274Mの独特な粘り腰は踏襲して欲しかったな~。
まあ、まだ使い始めたばかりだから、そのうちもっと色々と良い点が見えてくると思う。
あ、1つあったぞ。
気のせいかもしれないけど、何故だかライン撚れが少ないように感じた。
スピニングタックルの宿命が軽減されるのは大きな長所だよね。
次は50㎝アップ、出るかな?