最近の拙ブログの内容はタイトルとは違い、『バス釣りバス釣りバス釣り…だけじゃん』となってしまっている。
これじゃイカンってことで、ここらで空手というか武道ネタを1発。
知っている人は知っている『二重の極み』
漫画『るろうに剣心』に出てきた極意だ。
もともと武道や武術に『二重の極み』は存在するのか?
検索してみると、漫画絡みの記事ばかり出てくる。
るろ剣の『二重の極み』が暴走してしまって、元となったものが検索に引っ掛からなくなってるだけなのか?
それとも作者が考え出した極意なのか?
劇中に出てきた『二重の極み』は少年漫画にありがちなトンデモ理論。
・・・。
できるか~!!(笑)
まあそれでも似たようなことを突きの連打で行えば相手を後退させやすくなるのは事実。
1発目を耐えた相手が体勢を立て直す前に2発目を入れれば崩しやすくなる。
万物必壊とは当然いかないけどね。
ちなみにワン・ツーのリズムだとワンとツーの間に体勢が復帰するからダメで、ドドンと入れないとできない。
そして偶然にも記事を書いてる途中で聞いた話で書き足すこととなったボディへの2連撃も効果的だ。
1発目を耐えた直後は力が入りにくくなるために2撃目は耐久力が落ちて効かせやすくなる。
崩しやすくなるのにもこの理屈が入ってるだろうね。
『二重の極み』の元ネタがあるかどうか分からないが、あったとしたらどんなものか?
漫画のトンデモ理論は置いといて、1つの行程で2回入力して威力を増すものがある。
行って戻ることで末端は音速を超えるとまでいわれているもの。
釣りにも似たようなものがある。
フライフィッシングのキャスティングだ。
力任せにロッドを振れば飛ばせるというものではなく、フライラインにエネルギーを伝えることができなければラインは伸びず、足下に力なくヘニャヘニャっと落ちてしまう。
大事なのはロッドの振り方とポーズ(停止)
ロッドを一瞬ピタッと止めることでラインにエネルギーが伝わり空中に綺麗なループを描きながら伸びていく。
停止させるということは反対方向の入力があるということだ。
そして行って戻ることで威力が出るものとは?
もうお分かりだと思うけど、それは鞭だ。
タオルを鞭のようにして遊んだことがある人もいると思う。
どれだけ速くタオルを振り出しても、手元を鋭く引くことなくしてバチーン!と威力を出すことはできない。
沖縄空手には『ムチミ』という身体操作法がある。
まさしく身体を鞭のように使うことで、とんでもないスピードの突き蹴りになる。
行って戻るから威力が出る。
2動作で加速させてるともいえる。
1行程に2入力で拳足を加速させて速度と威力を増す技術。
『二重の極み』があるとしたらこのことかもね。