今日のボーカルレッスンで、ちあきなおみさんの『冬隣』を聞かせていただきました。




昭和を代表する女性歌手と言えば、美空ひばりさんと、ちあきなおみさんが思い浮かびます。




話は飛躍しますが、歌へのアプローチが2種類あるとすれば、私は美空ひばり風か、ちあきなおみ風かに分けます。




美空ひばり風は、歌や音楽の中に分け入り、自分の声を使い、歌や音楽をパワーを引き出す歌い方。ちあきなおみ風は、歌から一歩離れ、歌や、歌う自分を俯瞰しながら歌う歌い方(←あくまで私の持論です)。




ここでのボーカルレッスンでは、生徒がどちらの歌い方を求めているかは、生徒が言わなくても分かるので、希望に沿ったレッスンを行うのですが、自分が歌うなら、ちあきなおみさんのように、《歌》を眺めながら、歌に入りこまない歌い方が、いつの頃からか好きになってきました。




さて、生徒さんは、どのように歌を仕上げるのでしょうか。願わくば、美空ひばり風やちあきなおみ風を通過して、自分風になるように歌っていただきたいのです。




 





にじいろ音楽室
馬場利英
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