体験レッスンにいらっしゃた生徒さんが、
『ここに通いたいけど、(にじいろ音楽室までの)4階まで上がる階段がキツくて。ご高齢の方は、ここに通うのは無理ですね』
と仰ったので、『いいえ、ご年配の方々も通ってくださっていますよ』と伝えると、ものすごく驚いていました。
現在、にじいろ音楽室には
70代 3名
80代 3名
90代 1名
の生徒さんがレッスンに通ってくださっています。
最寄り地下鉄駅から遠く、さらに階段まであって大変ですが、みなさん長く続けてくださっています。
たわいもない話で盛り上がるときは友人のように、
これ美味しいからとか、畑で捕れたのよとか、もっと食べなさいと言ってお惣菜を持ってきてくれるときは母のように、
戦争中にいかに苦労して生き抜いたかを語られるときは、人生の師として、
そして歌うときは生徒として、
色彩豊かな時間を私に与えてくれます。
大雪警報が出ているときは、『どうぞレッスン休んでくださいね』とお伝えするも、『このくらいで休んだら北国では生きていけません』とピシャリと仰り、私の傲慢な思い込みを封じてくださる。
そんな7人は、私にとってスーパーマンであり、スーパーウーマン。神7。人生の師以外何物でもありません。
いつまでもいつまでもいつまでも、いつまでも、お元気で、楽しく歌い続けていただきたい。さらにさらに豊かな時間を過ごしていただきたいと願うのは、まだまだ私の傲慢な思い込みでしょうか。
にじいろ音楽室
馬場利英
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