今日のボーカルレッスンで、太田裕美の『木綿のハンカチーフ』を聞かせていただきながら、おやっと思ったことがありました。




この歌は、田舎から都会へと出た男性、そして田舎に残された女性との遠距離恋愛の内容が歌われているのですが、4番の冒頭が、


《恋人よ 君を忘れて 変わってく 僕を許して》


と描かれているの見て、私は今まで、


『田舎に残された女性は、男性の身勝手に振り回されて可哀想だなあ』


と思っていました。




が、3番の歌詞で、


《スーツ着た僕の 写真を見てくれ》


と男性が言うのに対し、きっぱりと


《いいえ、草に寝転ぶ あなたが好きだったの》


と答えている歌詞を見て、あれ、都会で変化していく彼に対する恋心が冷め始めたのは、女性側からだったのじゃないか、と思えました。




この歌詞を作られた松本隆さんへ。本当のところ、教えていただけませんか。




 






にじいろ音楽室

馬場利英

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