本日の札幌交響楽団の演奏会の曲目です。

18:30開演
札幌コンサートホール キタラ

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指揮者  エリアス・グランディ
トランペット   福田 善亮(札響首席奏者)

ラヴェル作曲
クープランの墓

アルチュニアン作曲
トランペット協奏曲

ベートーヴェン
交響曲第2番ニ長調 op.36

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大学時代の話。

一度だけ、トランペット科のレッスン室に行った事があるのですが、壁に、音大4年間で習得すべき課題曲一覧が貼られており、確か、2年生の前期の試験の課題曲が、アルチュニアン作曲のトランペット協奏曲だと書かれていた記憶があります。



だから、毎年この時期になると、大学の校舎から、この曲が聞こえてきました。



トランペット専攻ではない私は、もちろんこの曲について、なあああんにも知らないのですが、冒頭の、

《ラーシミミ ドレミー》

というフレーズだけはよく覚えており、そのワンフレーズを聞くと、うだるような夏の暑さ、爽やかなトランペットの音色、自分自身の試験曲と格闘していた事などを思い出します。



『クープランの墓』は、私が大学の打楽器科に入学して、初めて打楽器合奏で練習した曲。打楽器科1年生から4年生まで全員で演奏したのですが、演奏しながら『こんなに美しい曲があるんだ』と思った曲でした。



ベートーヴェンの2番交響曲は、ちょうど同じ頃、海外からやってきたユース(若者の)オーケストラの演奏会を聞きに行った時に演奏していた曲で、ちびっこい子どもたちが、ものすんごく精度の高いアンサンブルを聞かせてくれ、世界にはこんなスーパーキッズがいるんだあ、、、と驚いた曲。

特に、第4楽章冒頭の弦楽器のアンサンブルは完璧で、今でもよおおおく覚えています。



今日演奏してくださる3曲とも、ちょうどこの時期の学生時代を思い起こさせる曲ばかりで、聞くのがとても楽しみです。



にじいろ音楽室
馬場利英
May you be Happy 
画像はお借りいたしました