一昨日、札幌キタラホールでブルースリウのピアノリサイタルが行われました。




話は飛躍しますが、ここ、にじいろ音楽室の土日のレッスンは、ありがたいことに多くのレッスン予約が入るので、日曜日の半分を潰して演奏会に行くのは少し気が引けます。


特に、先週火曜日から金曜日までお休みした分、土日にレッスン希望が集中し、何名もの生徒さんのレッスン予約をお断りしてリサイタルに行ったので、かなり罪悪感を抱えていましたが、結論から言えば、本当に行って良かった、の一言。




演奏会はラモーから始まり、ショパン、そしてリストのプログラム。




最初に演奏されたラモーの音色の美しさにノックアウト。このままいつまでもラモーを聞き続けていたいと思いました。




後半最初の曲は、ショパンの2番ソナタ。私は、3番ソナタの完成度の高さに比べ、退屈な曲だなあと思っていましたが、それが間違っていたとことに気づかされました。


特に3楽章で、ショパンの深部、震部、心部、真部、新部に触れた気がします。




圧巻だったのはリスト。




ショパンコンクールでのライブ配信を見ながら、ショパンの音楽が、彼の身体、指先を通り抜け、ただ《演奏する》姿に感動したのですが、今回のリストの演奏でも、その自我を超えた演奏を目の当たりにした気がします。




アンコールで演奏されたのは、バッハのフランス組曲。


凄まじいリストの後に奏でられたバッハを聞いて、ピアニストにとってのエベレスト登山と言われる『ゴールドベルク変奏曲』を聞ける日が、そう遠くない未来にやってくる予感がしました。




『ピアニズム』という言葉をぼんやり思い浮かべながら、最後のアンコール曲である、リストの『ラ・カンパネラ』を聞かせていただきました。




本当に行って良かったです。ありがとうございました❗





ラモー作曲

クラヴサンのための小品 (クラヴサン曲集、新クラヴサン組曲集より)

優しい嘆き

一つ目の巨人

2つのメヌエット

未開人

雌鶏

ガヴォットと6つの変奏


ショパン作曲

モーツァルトの歌劇「ドン・ ジョヴァンニ」の

 “お手をどうぞ”の主題による変奏曲 変ロ長調 op.2


ショパン作曲

ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 「葬送」op.35


ショパン作曲

3つの新練習曲


リスト作曲

ドン・ジョヴァンニの回想 S.418




にじいろ音楽室札幌

ばばとしひで

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