今日のレッスンで、ある生徒が、


『小さい頃に、1年ほどピアノを習わされた』


と言ったので、今でも弾いたりするの?と聞くと、弾いていないと言う。でも、即興演奏には興味があると言うので、『弾いてみる?』と聞くと、頷いた。




鍵盤を前にして弾きだした演奏は、全音音階を使った不思議な演奏で、でも確かなコード進行も感じ、とても即興とは思えないような素敵な演奏。ドビュッシーやラヴェルといった有名な作曲家ではなく、無名のフランス人作曲家の音楽を聞いているような感覚に陥る。




高音あたりの鍵盤は使わずに演奏していたので、ふと、弾いている彼の横に立ち、即興でセッションしたくなったが、演奏の邪魔するのもなあ、、、と思っているうちに演奏は終わった。




『演奏を聞いている途中で、一緒に弾きたくなったよ』


と、思ったことを正直に伝えると、生徒も、


『僕も一緒に弾きたいと思っていました』


と言う。




何かが通じ合っていたのかなあ、、、




にじいろ音楽室札幌

ばばとしひで

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