今日最後のレッスンで、『青春の影』を聞かせていただきました。



先週のレッスンで、リズムや音程を細かく手直ししたところを、間違えないように歌われる姿を見て、胸が痛くなってきました。



私は、自分の歌の先生から、

『レッスンする際、歌に対する注意は、ひとつか、多くてふたつに留めておくように。そうしないと、歌の持つ爛漫(らんまん)さが失われてしまう』

と教えて頂いていたのに、私は重箱の隅をつつくような細かいレッスンをしてしまう傾向があります。



『歌うことが好きです』と仰り、ほぼ毎週、仕事帰りに通ってくださる生徒さんの、歌うことへの楽しさを奪っているように感じ、

『私のレッスンでは、〇〇さんの歌の良さを潰してしまいそうです』

と正直に伝えたら、

『そんなこと、一度も思ったことないです。きちんと歌えるようになることが楽しいです』

と仰ってくださる。



歌にもレッスンにも誠実な姿に、また心打たれてしまいました。



 





にじいろ音楽室札幌
ばばとしひで
May you be Happy 
(画像はお借りいたしました)