生徒さんから、採れたての《ふき》と《うど》をいただきました。



今晩は、それらを使って夕飯を作ったのですが、うどを噛みしめると、春の香りが口いっぱいにひろがり、うちのパートナーは、

『こんなに美味しいうどを食べたことがない』

と言って、ぱくぱく食べていました。



私が小さい頃、5月3日と5日の祝日は、車で2時間ほどの秘密の場所へ行き、家族総出で山菜を採るのが年中行事でした。



タカノツメやワラビ、ゼンマイ、ウド、フキ、天然のわさびなど、車のトランクに入り切らないほど採りまくっていました。



自宅に帰り、祖母と母が取ってきた全ての山菜の下処理を始めるのですが、家中の鍋やザルを総動員し、ワラビやゼンマイなどを茹でると、家中が山菜の香りで溢れていました。



争いの絶えなかった我が家の、数少ない美しい思い出。山菜の香りを嗅ぐと、一瞬にして過去へといざなわれます。



そんな思い出に浸りながら、日本酒と共にいただくうどは、本当に美味しい❗



さて、デザートには、別の生徒さんからいただいた草餅を食べ、身体の中を春で満たそうか真顔



にじいろ音楽室札幌
ばばとしひで
May you be Happy
(画像はお借りいたしました)