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今朝は、と言うより、昨日の夜から緊張していたのは、今日、今からのレッスンで、指揮のレッスンをお願いされていたから。



久しぶりにケースから指揮棒を取り出すと、懐かしさで胸がいっぱいになる。



が、もちろん私は指揮者ではない真顔

指揮を習ったのは、大学4年生の時の指揮法の授業と、大阪音楽大学に半年くらい通い、週に1度グループレッスンを受けたくらいで、教えることなんてできない。



それでも引き受けたのは、最近サボり気味の自分に、

《チョットはベンキョーせーよ》

と、カミサマに言われている気がしたから。



音楽を完全に頭に叩き込み、手の動きや目の動き、身体の動きすべてを使って、自身の思いを演奏者に伝え、反対に演奏者の思いをバトンの先から受け取り、さらなる高みを目指して音楽を再構築する、果てのない作業。



吹奏楽で指揮を振っていた頃、

『この指揮棒の先端から、目に見えないメッセージをバシバシ送るから、受け取るように』

と、ものすごく高圧的にモノを言い、演奏者からのメッセージを受け取ることをしなかった私は、吹奏楽部の生徒たちからとっても嫌われていた。



指揮者は演奏者の、演奏者は指揮者の事を思い図りながら、共同で音楽を創っていく、そんな尊い仕事だと気がついたのは、悪魔のように指揮棒を振りかざし、自分の音楽を押し付けていたあの頃があったから。



あの頃の生徒たちには、本当に申し訳ないことしたが、今からのレッスンで、単なるバトンテクニックだけではなく、指揮をすることの素晴らしさを少しでも伝えられたら良いなあと思っている。



『未来』
作詞:谷川俊太郎






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