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4月初旬から、この音楽室を休業にし、それ以降ぽつぽつと自分の練習を行ってきましたが、ほとんどの時間を、ただ一曲の練習に充てていました。


その歌の作詞者、作曲者には大変失礼なことなのですが、私はこの歌を使って、自分の身体の《トンネル堀り》に明け暮れていました。


快調に掘り進む日もあれば、全く歯が立たない日もあり、3歩あるいて4歩下がるような日々でした。

が、数日前からようやく、両側から掘り進めてきたトンネルが繋がりそうな兆しが見えてきました。


トンネル工事が終わったら、作詞者ショーバーが紡いだ歌詞を、より丁寧に発音できるよう、作曲者シューベルトが書き残した音符を、もっと大切に響かせられるよう、もう少し練習を重ね、いつかお二人が喜んでくださるような歌が歌えたら、、、と、ささやかな夢を見ています。





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ドビュッシー作曲
『夢』