45分間の演奏の中で
ただの1音も無理な音はなく

これほどまでに心地良い
ショパンのピアノ協奏曲を
聴いたことはない
と思えるほど
洗練された演奏をされた
本日のピアニストは

ショパンコンクール第2位の
アムラン



確かに演奏しているのに
全く
演奏していないようにも見えたり

力強いフレーズを
鍵盤を撫でるように弾いたり

オーケストラと
完全に調和しているのに
ソリスティックであったり

繋がるはずのない
ピアノの音色が
管楽器のように繋がっていたり


かといって
不自然なところは全くなく
どこまでも
《自然》な演奏でした。



決して
コンクール向きの演奏ではなく

テクニックを見せつける事も
何かをアピールする事も
全くしないのに

圧倒的な存在感は
もはや巨匠の域に
差し掛かっているよう。



アンコールで演奏した
ショパンの『別れの曲』

フレーズとフレーズを繋ぐ
一瞬の《間》の取り方は
絶妙という言葉では
言い表せないほど
見事でした。





5月18日
札幌交響楽団定期演奏会

ショパン作曲
『ピアノ協奏曲第1番』
ブルックナー作曲
『交響曲第3番』




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