どこまでも自由な演奏



抜群のテクニックで

伴奏オーケストラと
少々ずれても


自分のペースを保ち



かと言って
自分本意ではなく


伴奏オーケストラとの
見事な掛け合いの妙も
見せていただきました。



ハ短調という
少し深刻な響きを持つ
ピアノ協奏曲なのに


喜びを描いたような
鮮やかな音色



客席に
作曲者モーツァルトがいたら


『そうそうそうそうそうそう‼️』


と手放しで
大喜びしたのでは
ないのでしょうか。



アルゲリッチの
ピアノを聴いている
かのような
気持ちにさせていただき



最後の一音まで
堪能させていただきました。




たった一晩の演奏で
小菅優さんの
大ファンになりました。



完全に
《ひと耳惚れ》です。




アンコールで演奏された
メンデルスゾーン作曲
『舟歌』は


今期で主席指揮者の
任期を終えられたマエストロが

札響定期演奏会で
最後に選曲した
メンデルスゾーン作曲
交響曲『スコットランド』

その
後半のプログラムへの
美しい橋渡しとなり



ソリストの自分より
指揮者に華を持たせた
女性らしい気遣いを
見せていただいたようで



おじさんは
ますます
ファンになってしまいました。





ショパン作曲
練習曲集より
『別れの曲』