楽譜上に♯や♭の数が多くなれば、譜読みが大変! と思われる方もいらっしゃるかと思います。せっかく自分の好きな曲を演奏したいと思って楽譜を用意しても、記号や指示の多い楽譜を見たら、チャレンジする意欲が失せたり、少し躊躇うこともがあるかもしれません。
私の先輩が研究授業を行った際、♭の多い合唱曲を教材として取り上げたのですが、生徒に向かって言った、♯と♭の、ごく短い話がとても印象的だったので、皆様に紹介します。
先輩:楽譜上にシャープの数が増えれば増えるほど・・・
私:(譜読みが面倒)
先輩:曲の明るさがどんどん増していく と言われます。 では フラットの数が増えれば増えるほど どうなると思いますか?
私:うーん、なんだろう・・・
さて 皆様なら何と答えますか?
先輩の答えは意外なものでした。
先輩:フラットの数が増えれば増えるほど・・・
私:(暗さが増す!)
先輩:曲の暖かさが増すのです!!
でした。
ほんの一瞬の授業内でのやり取りでしたが、私はその後、♯や♭が4つ以上になると、この言葉を思い返し、少しほっこりしながら譜読みに挑んでいます。
これを読んだからと言って、譜読みが早くなるとか 得意になる という訳ではありませんが、少しでも苦手意識がなくなれば と思い、皆様に紹介させていただきました。
★にじいろ音楽室 札幌★
札幌でボイストレーニング/ボーカル指導を行っています。
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