早朝の60分瞑想の終わりに

ひとつのキーワードがやってきて

それがブログのタイトルに繋がることが

ここ最近多い

 

今朝のキーワードは

待つ であった

 

この音楽室からは

手稲の雪山が綺麗に見える

そういえば

最初に紹介してもらった部屋は

窓を開ければ民家の壁という

圧迫感のある部屋であった

 

雪山を眺めながら

ふと 大好きなターシャの

《人生の冬がきたら》

と題したエッセーを思い出す

 

冬が来たら

冬を楽しむ

 

もちろんこの寒波で

多くの人が寒さや雪のために

大変な思いをし

中には命を落とされる方がいる中で

なんと楽観的な発言と

思われるかもしれないが

それでも

《今》 を味わおうとする

心がけは大事なのではなかろうか

 

と言いつつ

真冬の原野では

桜の花は咲かず

時が巡り 緑が芽吹く頃に

きっと花をつけてくれると

頭では分かっていても

何とか雪原に桜を咲かそうと

私はこれまで

なんと愚かな努力をしてきたことか

 

30代台半ばで

自分が信じていた様々なものが

美しく あっけなく崩壊し

それでも何かにしがみつきたくて

努力を重ねてきたつもりであった

努力を止めなければ

必ず報われる

そう頑なに信じて

結果を求めることを急いだ

明らかに生き急いできた

そしてその結果

さらに多くのことと失ってきた気がする

 

一度だけ父親から

手紙をもらったことがある

自分の人生が

自分の思うように進んでいると

錯覚していた頃に

 

そこには

じっと待つこと

静かに耐え忍ぶこと

そうすれば時が解決してくれるだろうと

彼なりの生きる技が

淡々と書かれていた

 

なぜあのとき

そのような手紙を送る気になったのか

直接聞いてみたい気もするが

今は

待ってみよう とただ思う。

 

 

 

にじいろ音楽室 札幌

札幌でボイストレーニング/ボーカル指導を行っています。

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