今朝の朝日新聞に

ハンブルグにできた新しいコンサートホールの記事があり

PCを開く数分前までは

記事に出ていたベートーベンについて

書くつもりでいたが

いざPCを開いたら

最近苦く思っていたことについて書きたくなった

 

某声優がゲイであることをカミングアウトしたニュースである

還暦を過ぎて告白した理由を

会社勤務の実兄が

定年退職するまでは曖昧にしておこう

会社で何か言われると迷惑がかかると思ったので

と語った とのこと

 

今まで この方は

自身にゲイ疑惑があった時

グレーゾーンという言葉で

曖昧にされてきたそうであるが

グレーゾーンという返答は

ゲイである と答えていることと

ほぼ同じと感じるのは

私だけであろうか

 

ともかく

実兄のことを思って公表を控えたとのことだが

本当に迷惑かけたくないなら

ゲイ疑惑があった時に

きっぱりと違う といえなかったのだろうか

もしくは

きっぱり ゲイである と告白したほうが

実兄が会社で何か言われたとき

『弟はゲイです 以上』

で済んだのではなかろうか

 

グレーゾーンなどという

ぼんやりした表現を使うことで

さらに周りの疑惑が膨らみ

心無い人たちから

心無い言葉を投げつけられることはなかったのか

そのことで実兄は

胸を痛めることはなかったのだろうか

 

某声優は

以前は何らかの事情でカミングアウトができずにいた

それが今はできるようになった

ただそれだけのことではないのか

 

少し想像力を膨らませれば

何が人様に迷惑をかけることで

何が人様のお役にたてることなのか

わかることではないのか

 

なぜこれほどまでに

私が反応するのか

 

それは

自分の中に

無意識に人のせいにしてしまう という

この声優と同種の

問題点を抱えているからなのである

自分の中の問題点が大きければ大きいほど

他人の問題点が浮き彫りになったとき

過剰に反応してしまうのである

 

目の前の人は自分の鏡であると

よく言ったものである

ただ私の場合

ここ数年来

目の前のひとは鏡どころか

わたしはあなた自身である とさえ

思えるほど

目の前の人は

自分の内面を映し出してくれる

ようになってきている

 

人のせいにしない

これは

声優の発言を通して

私自身が神様からもらった

苦い薬なのである。

 

にじいろ音楽室 札幌

札幌でボイストレーニング/ボーカル指導を行っています。

https://peraichi.com/landing_pages/view/nijiiro-ongaku

で検索お願いいたします。