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レーシングチームNoLimitのブログ

Businessman's Racing Team 《No Limit》のブログです。
モータースポーツを楽しむため、日々勉強しています。

さて、とりあえず、クリッピングポイントについて


まだまだ続きます。




さて、前回までは、U字(アウトインアウト)と、


V字についてのクリッピングポイントのイメージを書きました。


今回は、


進入時の向き変え、


立ち上がり重視ラインのイメージを書いてみたいと思います。


僕が、現時点で一番ベーシックだと思うコーナリングラインです。


※ベーシック、という表現したのは、

ここから色々なコーナリングの派生が出来ると思うから。

その話はまた別の機会に。


例によって、右から左へ向かうコーナーだと想定してください。

もちろん、コーナーによって全てがこのラインではないですが、


僕は、V字に対して、 レ字 と表現しています。



この、レ字 ラインは、進入で止めるブレーキを使い、


最低限コーナーをクリアできるだけの減速を行った後、


ブレーキを離すことにより、荷重移動で早期に向き変えを行い、


脱出方向へ早めにアクセルを開けていくコーナリングです。



そのため、V字とクリッピングポイントは近いですね。


つまり、クリッピングポイント、という観点で話をすると、


奥側になります。



それぞれのラインとクリッピングポイント、ボトムポイントを重ねてみましょう。


クリッピングポイント(以下CP)は、コーナーの内側にもっとも近づく地点


ボトムポイント(以下BP)は、車速がもっとも落ちる地点 です。






U字(アウトインアウト)では、CP、BP共に同じ場所になります。


V字では、CPは立ち上がり側(と進入側)部分になりますが、


BPはコーナーの真ん中あたりで、少し内側から離れています。


レ字では、CPはV字と同じ場所ですが、


BPの場所が、もっとコーナーの前半であることが分かります。


(ここだけ楕円であることは、後々説明します)




これを、速度とコーナーの位置のグラフにしてみます。


多分、こんな感じになるでしょう。




レ字とV字、クリッピングポイントがほぼ一緒だし、


ボトムポイントがボトムの場所が違うだけで、ボトムの速度もいっし・・・


あれ、違う。




ここが、ポイントです。




V字よりも、ボトムスピードが高い。


どちらかといえば、U字に近い。


Uのボトムスピードが、前半に移動したかのような形状です。



そんなのありえないし、曲がれないでしょう!


・・・・と思う無かれ。



僕は、自分のエボで、土屋さんに乗ってもらって体感し、


そして、デジスパイスでどうなっていたかをチェックしているので、


これは、実際に可能なことなんです。



僕らがV字で走る速度のラインと、


土屋さんのような、超上級ドライバーが走らせたときのライン。



それは、こんな違いが生まれているんです。



ボトムスピードがV字よりも高い、


その代わり、ボトム時点でのスピードはある一定時間続きます。


これが、ボトムポイントが楕円である意味です。


それは往々にして、V字よりも長い時間ではあるのですが、


絶対的に車速が高いわけですから、


コーナーの脱出も、もちろん速いわけですね。



想像してみてください。


U字のようなスピードで、コーナーを脱出する車。


U字よりも距離損はしていますが、ほぼU字と同じ速度で抜けていく車。


これができれば、そりゃ速いよ、プロは。



まぁ、土屋さんのような超上級者の何が凄いかって、


それを借り物の車でポンとやってしまうから、なんですけどね。




さて、


クリッピングポイントの現在の僕のイメージはここで書きつくしたんですが、


それにより、この魔法のようなラインの疑問が出てきました。



この魔法のラインは、どうやったら再現できるのか。


ちょっと次回はそこに踏み込んでみます。