ピーター・ラヴゼイ著「最後の刑事」を読了しました!

お!
今回のリクエストは、いつもの中央図書館にはなかった模様で、体育館図書館からの取寄になってました。
ありがとうございます

「あんたはひとつの時代の終焉なんだ。最後の刑事。紛れもない探偵さんだ」って、表表紙の直ぐ裏に書いてあります。
なるほど、気骨のある刑事さんで、なんで「最後の刑事」なのか、読んでみると良くわかります。
骨の髄まで刑事魂が染み込んでるタイプ。

物語の途中で刑事を辞めちゃう(!)
んですけどね。

それでも、自分で「もう関係ない気にするな」と思っていても、考えてしまっている。
最後事の真相に近づくにつれ、危ない目にあって命を落としそうになる。
犯人は。
そうしてようやくたどり着いた犯人は。

これはネタバレしないので、興味のある方は是非ご自分で確認してみて下さい。

私は犯人と思われて逮捕・確保された女性がずっと黙ったままなので、そこで犯人に気づきました。
ただ、どうして?なのか理由がわからなかったけれど。
お風呂の“バス"の由来になったというバースの街と有名な“ローマ浴場"、イギリスでは古典的な女流作家「ジェーン・オースティン」の書いたと目される「手紙」が鍵となって犯罪を複雑に面白くしています。
最初の巻でいきなり刑事を辞めるとは思っていなかったのでびっくりだけれど、むしろそれならば、この後の続編では何をしているのだろう。
探偵にでもなっているのだろうか。
とにかく続編がとても楽しみです。

最後の刑事
推理ワクワク度 ★★★★☆
危険ハラハラ度 ★★★☆☆
構想アッパレ度 ★★★★☆