Jazzって、本当に奥が深くて、同じ曲でも、歌う人によって、演奏する人や楽器によって、はたまた同じトリオ同じ楽器でも、毎回違う演奏になる。
ワタシは中学生からjazzを聴き始め、エレクトーンで演奏しだしたのは高校生からで、CDは100枚ちょっと持っている。
そして、その高校生の頃弾いた曲の中でも特別好きな曲が"Fly me to the moon"である。
エヴァンゲリオンのエンディングでも使われていたし、宇多田ヒカルも歌っていたので、知っている人も多いかもしれないけれど。
(宇多田ヒカルのは、ちゃんと冒頭の歌の部分から歌っている。普通はそこははしょってるのが多いんだけど。)
Fly me to the moon
私を月まで連れてって
and Let's me play among the stars
星々の間で遊ぼうよ
Let's see what spring is like on a Jupiter and Mars
木星や火星に来る春を見ようよ
In other words, hold my hand
言い換えると、手をつないで
In other words, darling kiss me
言い換えると、ダーリン、キスして
とまぁ、訳すとこんな感じで、恋してる様子を宇宙に飛んでるように表現していて、なんともロマンチック
ちなみに、原題は"In other words"です。
アメリカで、昔からよく流れている曲なんだけど、歌詞が宇宙をイメージするようなロマンチックな内容だから、アポロが初めて月に着陸した時にフランク・シナトラヴァージョンのテープを流したそうな。
納得。
アメリカ、やることが粋だよね。
たくさんの人がそれぞれ違う楽器、違うアレンジ、違う演奏をしている中でも、これぞ王道でしょう、とワタシが思っているのをご紹介。
Jazzってこういうものでしょう?![]()



