前回、まほろシリーズの1冊目を読んだ話を書いたけれど、続きを読みました。
面白くて一気に2冊とも読みました
「まほろ駅前番外地」はそのまま番外編。
主人公以外の登場人物のスピンオフ。
私は中でも岡婦人の話が好きだなぁ。
こっそり婦人の心の中でだけ、自己発見・解決するんだけど、それでいいというか、微笑ましい。
そして、誰にも伝わらなくても、行天のことをそんな風に思って見守っている人がいると言うだけで、それだけで良いのだ。
私は、もし自分が男だったら、行天みたいな人になっていたと思う。
だからか、主人公の多田が困っても、行天を庇いたくなる。
そして、「まほろ駅前狂騒曲」は、帯に大団円‼️って書いてあったけど、期待しないように読んでいったら(よく大袈裟に書いてあって騙されるから)、期待以上だった!
凄いね、さすが直木賞作家
本当に、どこの方向にも大団円‼️
憎めない愛すべき人達ばかりで、お風呂で読んでて泣いてしまった。
本当に良い話だった。
二人とも不器用で損するタイプな人達だけど、それぞれに、それぞれの苦しみや問題を乗り越えて、お互いにそれぞれの幸せな道へ歩きだして。
でも一緒だし
あの時、「考えるな、感じろ」「咄嗟に体が動いちゃったんだよ」と言った行天が誇らしい。
彼でさえ出来るんだから…。
私も色んなことを自分の生い立ちや環境のせいにしてしまうけれど、そんなことに関係なく未来は切り開くことが、出来ると言うことを教わりました。
頑張ってみようと思います。。。