お酒のしごとを愛する理由 | Omnia vertuntur ~万物は流転する~

Omnia vertuntur ~万物は流転する~

気づけば作家になれていましたが
小説家ではありません。
たまにトークショー、たまにイベント企画。
そして、雑誌のグラビア企画なんかもやってます。




お酒にもいろんなジャンルがありますけど
特に好きなのはウィスキー。
さらに言えば、スコッチがお気に入りでした。

でした、というのは……
もう今はお店がないからです。ううっ……寂しいわ。

私はどうもアルコールアレルギーのようで
注射の時のアルコール綿もNGだと病院で言われています。

なので、並べるお酒を選ぶ利き酒はするものの
普段飲むことはしないのです。

それなのに、最近お酒を飲むことが多くなりました。
なぜかあまり酔わなくなりました。
どういうこっちゃ(笑)

さてさて。
話を戻すと……お店にはシングルモルトばかりが並ぶという
偏ったラインナップ。

ラフロイグとボウモア。



この2つはボトルも好みで、ただひたすら並べたかったんです。
照明をあてると、なんともキレイで何時間でも見ていられました。
いつか、アイラ島に渡って憧れの蒸留所に行ってみたいな~と
夢は広がります。

通のお客様からは「こだわってるね~」と。

いえ、違うんです……風味の好みを選んでいったらそうなっちゃって
こだわっていたわけではないんです……あうあう(汗)

お酒には時間が宿っていて、今日の明日できるものではないところが
好きなポイントです。

化石も好きなんですけど、似たような理由(笑)

お酒はどこか神秘的で、非日常で、官能的。
香りも、独特のものが多くて、成り立ちを想像してしまいます。

時間という手に取れない、見えないものが
姿を表したような、そんな感じがするのです。

だから、お酒を提供する仕事が好きで
離れても離れても、またやりたくなってしまうのかもしれません。

いいお酒と楽しい会話のあるところに
ずっと座って混ざっていたいんです。

お酒は飲めないけれど。