あなたへの応援歌!元気を引き寄せるのらっくのぶろぐ -4ページ目
たくさん歩いてきました
わたしを支えて
鉛のようになったあしを
優しくつつんで
雨から
とげとげしい石から
熱く熱されたアスファルトの道から
満員電車ではわたしをまもってふまれた
真っ白なスニーカー
何度も石けんで
ごしごし
わたしのかわりに
日に日に傷つき
もう洗っても洗っても
スニーカーは癒されることはなかった
ただスニーカーは 使命を果たしつづけた。
今日、スニーカーはひとつの終着駅に着いた。
雨の日の雲色に染まったスニーカー。
ゆっくりと足をぬきだし
わたしも
ベンチに腰をおとす。
スニーカーはわたしの語り掛けた。
お疲れさま。
さあ、つぎの始発便が待ってるよ。
スニーカーは真っ白を越え白銀に輝きを増した。
さあ、つぎの未知の道をつきすすもう
スニーカーに足を伸ばし
そして未知の道に導く始発列車にのりこんで。
たくさん やりのこした
たくさん 積みのこした
もっと ほかに打つ手が あったのでは
もっと ほかに別の手が あったのでは
おもいは
後悔は
とめどもなく わいてくる
それも今になって
もう、おそいんだなあ
たくさんの 希望をつぶしてきた
たくさんの 夢をつぶしてきた
そしていま私の夢のひとつが
己の手で消そうとしている
どんな言い訳も意味をなさない
じぶんがいちばん知っているはず
これから どうするか
そんなの わかり切ったこと
もう 時計は 反対にまわらないんだ
だったら 決まっているよね
自分の生き方
おかあさんの 海の中で包まれて
うまれたときに 母の腕に包まれて
泣いていると 母 のうでが私を
愛で包んでくれた
受験勉強をしていると 母の手のひらが
おにぎりをつつんだ。
受験に失敗したとき、そっと母のうでが
わたしを包んでくれた
幾年かが過ぎ
私のこどもを母は いとおしく小さくなった手で
つつんでくれた。
それはそれは おおきな博愛で
母が病にたおれた
わたしは母に だきついて泣いた。
母は今にも折れそうな か細いうでを
わたしの背にまわしつつんでくれた
また 時は立ち いまわたしは
天からの迎えを待っている
私はたくさんの
愛につつまれてきた
そしていま
天につつまれて登っていく
まわりをみわたすと
みな 天のひかりにつちまれて
わたしだけではない
そう、形はちがうかもしれない。
でも みなつつまれているんだよ
生まれてから死ぬまで
そして天にのぼっても

