おかあさんの 海の中で包まれて
うまれたときに 母の腕に包まれて
泣いていると 母 のうでが私を
愛で包んでくれた
受験勉強をしていると 母の手のひらが
おにぎりをつつんだ。
受験に失敗したとき、そっと母のうでが
わたしを包んでくれた
幾年かが過ぎ
私のこどもを母は いとおしく小さくなった手で
つつんでくれた。
それはそれは おおきな博愛で
母が病にたおれた
わたしは母に だきついて泣いた。
母は今にも折れそうな か細いうでを
わたしの背にまわしつつんでくれた
また 時は立ち いまわたしは
天からの迎えを待っている
私はたくさんの
愛につつまれてきた
そしていま
天につつまれて登っていく
まわりをみわたすと
みな 天のひかりにつちまれて
わたしだけではない
そう、形はちがうかもしれない。
でも みなつつまれているんだよ
生まれてから死ぬまで
そして天にのぼっても