アイドル今月この一曲《第7回・令和2年7月》 | MGZ(Myon・Gabacho-Zuihitsu)

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みょんがばちょ随筆、略してMGZです。
ももいろクローバーZ、まなみのりさの事など、思うがまま、気の向くままに書いてます。



あれ?

梅雨明けてないのにもう7月終わりそうじゃん。

ジメジメするしマスクは外せんし、嫌になります。

まあ言ってても仕方ないので、気を取り直しまいりましょう。

今月の一曲はこちら。


『モンスーン・アジアの葦の舟 森田クラブ

 

 


2004年リリースの一曲です。


多分ご存知ない方も多いと思われる。


リミックスバージョン

 

 

こちらでリミックスを少しだけ試聴できます。


森田クラブは知らなくても、美少女クラブ21(美少女クラブ31)は聞いたことがある人もいるでしょう。


いわゆる派生ユニットというやつです。


ちなみに私も当時購入して、持ってます。





奥底から探し出してきましたよ。

ただ、あまり聴きたくない理由があります。

それは曲の問題ではないので後回しにします。



全体的な詞世界は、新しい季節やその移ろう姿の美しさ、またアジアの原風景をイメージさせたり、爽やかな雰囲気です。

曲調にもマッチし、聴いていて心地よい。

特に季節を限定してはいないのですが、個人的には梅雨明け前くらいに一番フィットする気がします。

それは大サビの「大丈夫だよ季節は変わって遠いあの雲は晴れる」のイメージが強いからなのかも。
 
特に今年のような長梅雨や、閉塞感のある社会情勢下には沁みるのではないでしょうか。

ちょっと悩んでいたり精神的な疲労が蓄積されている中で、少しだけ肩の力が抜けるようなリラックスできる一曲です。

エモい曲・アガる曲もいいですが、逆張りするならこっちの路線は悪くないと思う。

もちろん開歌とか、居るには居るんですけどね。

で、先月もそうでしたが、自分は結構こういう系統のが好きだなと気付かされました。



さて、この曲は2004年リリースで、ある問題を抱えています。

それは世に悪評高いCCCDで販売された事が一番大きい。

CCCDは通常のプレイヤーで聴くことは一応可能ですが、正常な再生を確約されたものではなく、またプレイヤー自体にダメージが加わる危険性についても取り上げられています。

なので素晴らしい曲なのですが、あまり聴きたくないわけです。

しかも原曲は配信などもされておらず、聴く手段がない。

もちろんコピーできないのでパソコンに落としたりiPodやWALKMANに入れて聴く事も不可能です。

まさにCD時代から配信時代への過渡期に産み出された負の副産物、それがCCCDです。

もちろん当時の背景などを考えるなら、こういう思考になるのも仕方なかったのかもしれませんが、結局のところ音楽の可能性を殺してしまうものになってしまいました。

ただ、済んだ事は仕方ないので、この時代の佳曲たちを聴ける状態にしてほしいというのは、個人的な願いです。

権利問題とか難しいのかもしれませんが。

あとはこの10年くらいは特に、数多のアイドルが出来ては消えを繰り返してきました。

そして、そのアイドルが持っていたオリジナル曲は、グループ消滅で歌われなくなり埋もれるパターンも少なくない。

そういう中で優れたものは、ぜひ再び歌い継がれるものになってほしいとの願いを込め、今回はこの曲をセレクトしました。

美クラ関連も、またどこかで陽の目を見て欲しいな。



ということで、今回はここまで。

また来月!