家長「手伝う事は、無いけん かんまなや~」
そう言ったけれど、久しぶりに手伝いに行く。
「杉の剪定去年もしたやろ・・?」
「毎年せんと、おおやぶなって 大変のがよ」
午後からは?と聞いたら
家長「お母さん何すらい」と嫁さんに聞く
嫁さん「私に聞かんてもええやろ~」
「4~5日休んだら、山の様子が解らん」言いながら
家長 長いすに寝転び、やる気無し・・・
「遊び癖ついて、やる気のうなつとらい」と嫁さん
「おれこわやの、それ家長代わらんといけない」と私
近くの山の花もぎをする事になった。
「なに~これ!今年は花が一杯やないか!」
雪のように花がついとる。
「こんなに付いたら、おおごとのがよ」と園主の家長
「これだけ付いとったら、花のけは どがいでもええやろ」
枝先の花をこさげたり、
揺するとパラパラと音をたてて落ちる 花びら
花のシャワーである
「キャ~きれ~い!」と歓喜の声を上げる。
地面は花びらで、一杯
花の香りに包まれて、
これが、田舎のええとこよ!!