「婦人会の皆様は、朝７時３０分までにバス停に集合してください」
地域のマイク放送が流れます。
「まだ、眠たそうな顔しとるやないか～」
若い会員に声を掛けるのは、ーでしゃばりおばちゃんー
三箇所あるゴミステーションの奉仕作業に向かいます。
「なぁ、なぁ、あんたんとこの子、婚活に行ったかはい？」
「周りが、行け！行け！言うがに行く言わんがで・・」
「うちの子も直前になって、行かん言うがで～腹立つ事よ」
「うちなんか、プライドが許さん言うけん、そんながにプライド居るかい、言うたがやけんど行かんがてや」
「うちは行ったがやけんど、撃沈！と～」
「思い道理にならんもんやなぁ」
「その点息子より娘がいいで～」
「あんたも、娘作らんと！」ーお節介おばちゃんー
「もういいで～、男三人居るけん」
「娘も良いけど、息子も良いでなぁ」ー負け惜しみおばちゃん－
「息子は賞味期限があるんと」
「賞味期限？」
「うん、結婚までで、結婚したら、嫁さんに取られるからだって」
掃除が終わっても、話は尽きません。
地域のパワーは、このおばちゃんたちにあります。