「正月は帰れそうにない」
そう言ってた息子が、突然帰って来た！
「ギャ～何これ！」
「お前はもう～！」
思わず力一杯抱きしめる！
すぐに、二階の自分の部屋とあがる。
その後ろを追っかけて、又、抱きしめる
「ぼくの服は
」
「あんたの服は、もう着んと思って倉庫にしもた」
「パンツの履き替えだけしか、持って帰ってないんで～」
「ゴメンごめん！倉庫に取りに行こうワイ」
「え～よ。行かんても」
年に一度や二度しか帰らなくなって居たのでタンスの中を整理したのです。
整理する時、主人が「置いっとてやれや・・」
「でも、整理せんと片付かんがに・・」
物は、片付けても部屋はそのままにしている。
「家に帰った時、自分の部屋が無いのが一番寂しいから」と言う主人
「エ～エ～普段使えるようにしようと思うのに」
「え、えから置いとってやれや」
その、言葉に従っててよかった。
家の中は急に華やぎ
一言一言に笑ったり、驚いたり話は尽きません。
お酒一本、焼酎一本、ウイスキー一本、梅酒一本、ビール10缶
飲み干したのです。
朝、ベットから出ている手を握りながら
遠くの地で頑張っている
『太陽の息子』に今年も‘幸多かれ‘と祈る