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3才のなおとくんが久ぶりに登所したある日。


母親の背中から不安そうな顔をのぞかせていたので
「なおちゃん、元気だった!」
そのとたんニッコリ笑い顔を見せると、スルリと母親の背中より降りて走って部屋に向かいました。


(おじいちゃんが亡くなりお休みしていたのです)


「オシッコ!」
「行ってらっしゃい」
「一緒に行こう・・」寂しげな声です。
「ア、ごめん、ごめん」
お休み明けでも、不安なく来たなぁーと思ったのは、大人の勝手な解釈のようでした・・


今日は一日中、どこへ行くにも手を放そうとしないなおとくん。


食事の時は「よう食べん!食べさせて・・」箸も持とうとしません。
「エ、ェ、なおちゃんお兄ちゃんなのに・・」
「イヤヤもん・・」
「じゃ、今日は大サービスよ」
最後まで、箸は持たなかったけれど、食べ終えたなおとくん。
大満足だったのは言うまでもありません。


私達大人はつい、子どもが何かが出来るようになればその事が当たり前だと思ってしまいます。
だから、子どもが‘いしたくない‘行動を見せると‘赤ちゃんになって‘等と思ったり、

言ったりしないで子どもが、赤ちゃん的気持ちになりたかった心を、

探ってやるべきだとは思いませんか?
子どもは、自分の意思を伝える時、生まれてからの短い経験の中でしか、

伝える手立てはないのですから・・・