職場の懇親会があった。


料理は美味しく、同職の女子だけの集まりなので気軽な女子会のようで楽しかった。


んが、その日の後半に事件は起こった。



なんだか頬が熱く感じる。

エアコンの風が当たる席だし、テーブルの上の料理の熱かとも思ったのだが、なんか変。

胸がドキドキバクバクする。


すると前の席の先輩に「すごく顔が赤いけど大丈夫??」と聞かれた。もしかしてと思っていたが、どうやらソフトドリンクと誤って酒を飲んでいたらしい。酒っぽい味がするけど私の気のせいかな?と飲み続けたのは酒だったのだ。





私はアルコールに弱く、注射の消毒でも赤くなるので普段からお酒は飲まず、この日も酒は注文していない。こうして自分で気を付けていても、飲食店で間違って出されることはたまにある。


烏龍茶とウーロンハイは間違えられやすいから少し飲んで確認するのに、おしゃべりに忙しくて届いたソーダをジュースと信じて飲んでいた。味の違和感を感じた時点で確認すればいいものを、大きな店ではないしそんな間違いはないはずだ。


まさかそんなことはなかろうと思い込み、結果的に皆さんを心配させるほどになってしまった。己の危険予測の甘さ、大丈夫だろうという楽観がこんな事故を招いてしまった。


私だけ皆さんと帰りの路線が違い、その状態で電車に乗ったら危ないと言われて自分でも怖かったので、店を出てカフェで様子見させてもらう。酒の後にカフェで二次会と言えば聞こえはいいが、せっかくの酔いが冷めるようなことになってしまって心苦しく、申し訳ない。


しかし何よりも皆さんの優しさがありがたかった。一年前にいまの事務所に移動になった時はうまくやっていかれるかと不安しかなかったけど、こんな風に頼れる先輩や仲間がいて心強い。


この恩を忘れず、自分も誰かを優しく助けられるようになりたいわ。痛い目に合うと人の優しさや気遣いがよく分かるよね。

(。´Д⊂)


リスクを持っている事を忘れず、面倒がらずに必ず確認すること。安易な見込み行動をしない。

会社で常々言われている危険予測、いわゆる「KY」をしっかりやらねばと体感した夜だった。


酒を飲んで忘れたいことだらけなのにね。

こんな体質なのでそれが出来ない。悲しいなぁ


昔のトレンディドラマのセリフみたいに「今夜は飲みたい気分なの…」とか言ってバーで酔い潰れる経験をしてみたかった。