老後のために二千万用意しましょう
積立NISAで増やしましょう
そういう話をよく聞く。
そしてそれは正しいのだろう。
でもさ、最近思うんだよ。
老後のために老後のためにって言うけど
老後があるかなんて分からないよな、と。
去年の秋まで共に働いていた方が亡くなった。
何か持病があったそうだが、まだ還暦前で
秋にお別れした頃は普通に元気だったのに。
たった数ヶ月で一体どうしたんだろう?
訃報を聞き、ショックだった。
今もまだ信じられないぐらい。
彼は私の席のすぐ後ろで仕事をしていたから、
同世代の同僚と還暦後の働き方についてを
話しているのを聞いたことがある。
シニア社員になったらどの部署がいいとか、
週何日通勤が年金の都合上ベストだとか。
それなのに年金をもらう前にいってしまった。
この人だけじゃない。
自分のまわりには過去にこうして還暦前に
呆気なくいってしまった方が何人もいる。
病気、事故、その理由は様々だ。
いい人ばかり、あっさりといなくなる。
将来への備えは大事。
でもいつどうなるかなんて分からない。
病気になるとか、災害に巻き込まれるとか
予定が狂うことは誰にでもあり得る。
だから今を、今生きている時間を大切に、
元気なうちに楽しむことも同じぐらい大事だ。
自分の欲求を満たすことは悪いことじゃない。
やりたい事があるならば
行きたい場所があるならば
老後になんて先延ばしにせず、やるのがいい。
老後のため
老後に時間ができてから
老後の備えを予定額まで貯めてから
これにがんじがらめに縛られ過ぎず、
今この時をちゃんと楽しまなくちゃ損。
そうしないと勿体ないし、後悔する恐れもある。
今を楽しめないやつは将来も楽しめない
GACKT様がそう仰ってたそうですよ。
彼の事は好きでも嫌いでもないけれど
この意見はその通りだと思うよ。
この逆で、予想以上に老後が長いこともある。
だからそれ相応の備えは必要だけど。
老後の備えをしつつ、
今この時もしっかりと楽しむ
先延ばしにせず、自分に素直に生きる。
偏らず、バランスを取りながらやっていこう。
Mさん、長い間お疲れ様でした。
しっかりした仕事ぶりに尊敬していました。
ゆっくり休んでくださいね。