先日、友人にお声かけいただき、お茶をご馳走してもらった。
私が落ち込んでいるのを心配して声をかけて下さったのだと思う。その優しさが本当にありがたい。
ちょうどお願いしたい用事があったので、喜んで出掛けた。書店を見た後、渋いレトロ喫茶店へ。
不思議な雰囲気のお店は居心地がよく、トーストサンドが美味しかった。ごちそうさまでした。
その時、私に本をプレゼントしてくれた。
読みやすくていい漫画だから、と。
いただいたのは益田ミリさんの漫画。
少し前に書店で益田さんの著書を立ち読みしたばかりだったので、自分としてはものすごくタイムリーで嬉しかった。
「週末、森で」
というタイトルの漫画。
都会から森へ移住した早川さんと、彼女のお友達の話。
森へ移住しながらもスローライフを極める訳ではなく、お取り寄せをしたりしてマイペースで過ごす早川さん。そんな彼女に異論を唱えつつ、彼女の家に遊びに行き、次第に森で過ごす時間に魅せられていく友人達。
都会では感じられない感覚や物の捉え方が森にはあって、それをみんなでのんびり楽しむ姿に癒される。私も徐々にこの森にハマってしまった。
こういう暮らしもいいかもしれない。
便利ではあれど、あくせくと休みなく動く都会にいて消耗するよりも心にゆとりが生まれそう。心が優しくなれるかも…
心がふんわりと和らいでいく、いい本だった。
一緒にいただいた「きみのとなりで」はこの続編で、早川さんが結婚した後のお話。
こちらは親子関係に難ありだった私には苦しく胸に刺さる部分もあったけど、もし自分に子がいたら早川さんのような親になりたかったなと素直に思える良い本だった。
素敵な本をいただけて嬉しい。
ありがとうございます。
こちらは別の日に別の方からいただいたもの。
かわいいイラストのクジラの珍味の缶詰。ラベルが可愛すぎて勿体無く、当分開けられそうにない。
これはずっとお会いしたかった方と、運良く初めてお会いする事が出来て、その時にいただいた。
いつも優しく、温かい言葉でダメな私を励ましてくださるのだけど、ご本人も柔らかな印象の素敵な女性。いろんな話ができて嬉しかったし、あっという間の時間だった。
これは同僚からのお土産。
季節ごとにディズニーへ遊びに行くそうで、毎回お土産をくれる。優しい心遣いが嬉しい。
自分と会ってくれる人がいるという事、場を作り、時間を取ってもらえることはとてもありがたいこと。それにまず感謝したい。
さらにこんな風に優しい心遣いがたっぷりのお土産までいただけるなんて幸せに思う。人への贈り物というのは相手を思う気持ちの現れだから。
こうしていただいた優しさをその方にお返ししたいし、自分もこんな風に他の誰かに配りたい。
人から学ぶ事は沢山ある。
というか、一人でいてもこういう事は学べない。
元々人見知りだし、今の私は相当自信を喪失しているけど、怖がって引きこもらずに外へ出て色んな方と触れ合っていきたい。
うわべだけで褒め合う関係や、傷を舐め合う関係は正直あまり好きではない。表向き平和だとしても、内心モヤモヤするし、あまり実りがない。数が少なくとも、分かり合える人がいたら自分は幸せ。
私は人から見たら「自分勝手な輩」のように見えるらしいが、私が自分の利益のためだけに動く事はほぼない。嫌な思いや傷つく人がいないように場を観察しているからだ。
人の心は本人にしか分からないし、理解してもらうのは無理だと分かった。自分が直すべき点は多々あれど、私は私を否定するのをやめる。人を変えようとするのをやめ、付き合う人を選べばいいだけ。
人生は死ぬまで修行。
年齢や性別関係なく、自分と感覚が合う人と程よい距離感を保ちながら、そこそこ本音で付き合える関係が築けたらいいな。
優しさをどうもありがとう。