和製ミュージカルの傑作映画! 『君も出世ができる』 | 計画をねりねり・・・・・・。

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思いつくままにオッサンが、Negicco、WHY@DOLL(ほわどる)を筆頭とする音楽、そして映画や読書のことなどをゴチャゴチャと。

新文芸坐セレクションVol. 3

絶対に観てほしい喜劇〈コメディ〉 初笑い29本

 

新・文芸坐に掲示してあった当時のポスター。

 

 

これは新・文芸坐が作成した今回の特集用ポスター。

上記ポスターへのオマージュが捧げられていて、すばらしい出来。

 

映画館のチラシより。

 

 

一般社団法人映画演劇文化協会のHP、そこでの解説

 

下の3枚は、新・文芸坐に掲示してあった当時のプレスシート。

 

 

 

 

今回の特集プログラムを知ったとき、この映画だけは見逃したくはなかった。

その理由はたいしたものではなく、映画館のチラシの解説文に惹かれたからである。

 

 

開演前、座席にいると場内にBGMが流れてきた。

その中の一曲に、すこぶる聞き覚えがあった、そのタイトルは 「アメリカでは」。

この楽曲は、ピチカート・ファイヴの名盤 『さ・え・らジャポン』 に収録されており、

ピチカートマニアな自分は、何度も繰り返し聴いたことのある楽曲だった。

 

 

なんでこの曲を流すのだろうか?もしや、これから見る映画に使われているのかも?

ロビーに行き、掲示板に画鋲でとめた当時のプレスシートを眺めてみる。

あった、この楽曲のタイトルがしっかりと明記されている。

 

 

このアルバムがリリースされたのは、2001年1月1日。 すでに16年前。

もちろん、その歌詞カードは購入初期の頃には眼を通していたのだが、

これから見る映画に使われていたという記述があったことすら、覚えてはいない。

帰宅後、歌詞カードのこの曲のページを見てみたところ。

 

 

 

 

この映画の一シーンが、しっかりと掲載してあった。

さすが、小西さん。

 

 

何度も聴いたこの楽曲、それは小西さんアレンジのもの。

その原曲が、いつ、どこで、どのように本編で登場するか、その楽しみが俄然、大きくなった。

 

 

 

映画が始まった。

いやはや、冒頭からフランキー堺が大活躍で、和製ミュージカルの傑作。

詳しいことは、上記の解説やプレスシートをお読みください。

 

 

 

その中盤、ついにこの楽曲が登場した。

YOUTUBEに、その動画がUPされていた。

約8分間、最初から最後まで早送りせず、ぜひ是非ご覧ください。

 

 

雪村いづみ、すばらしい。

益田喜屯、すばらしい(65歳くらいに見えるが、このときの実年齢は55歳)。

フランキー堺、すばらしい。

高島忠夫、すばらしい。

有島一郎、すばらしい。

このシーンには登場しないのだが、浜美枝もとてもチャーミングですばらしい。

美術セット、すばらしい。

衣装、すばらしい。

そして、楽曲。

メロディー、すばらしい(作曲:黛敏郎)。

歌詞、すばらしい(作詞:谷川俊太郎)。

 

最後にもちろん、この楽曲をピチカートのラストアルバムに収録した小西さん、すばらしい。