映画 『緋牡丹博徒 花札勝負』、その終盤。 | 計画をねりねり・・・・・・。

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思いつくままにオッサンが、Negicco、WHY@DOLL(ほわどる)を筆頭とする音楽、そして映画や読書のことなどをゴチャゴチャと。

クライマックスである。

金原一家の理不尽な仕打ちに、堪忍袋の尾がきれたお竜さん。

 

お竜さんの兄貴分であり、お竜さんにベタ惚れなのは、四国道後の熊虎組の親分である熊坂虎吉(若山富三郎)。

その徒弟である通称、不死身の富士松(待田京介)を、殴り込みの助っ人に出張らせた。

 

 

番傘を差し出して、お竜さんを出迎える富士松。

 

 

殴り込みの道行、その1。

 

 

殴り込みの道行、その2。

 

 

殴り込みの道行、その3。

 

 

金原一家に着いた。

金原鉄之助(小池朝雄)とその右腕である滝村(天津敏)が睨んで迎える。

 

 

袂からピストルを取り出すお竜さん。

 

 

殺気あふれる不死身の富士松。

 

 

金原のやりかたに腹を据えかね、「我慢がならねえ」 と助っ人する花岡。

 

 

花岡の裏切りに歯ぎしりする金原。

 

 

金原との対決が始まる。

 

 

 

 

花岡の一刀を浴びて、崩れ落ちゆく金原。

 

 

仕留めた。

 

息つく二人。

手前に配された緋牡丹、そして白牡丹が実に効いている

その見せ方も絶妙である。

 

 

花岡の独白がはじまる。

「はじめて傘貸していただいた折の、あの手のぬくもりが、忘れていたおふくろのあたたかい足とおなじだったかもしれません。」

 

 

「このまま、あっしに始末をつけさせておくんなさい。」

「(監獄に)行くのはあっし一人でたくさんだ。」

「春が来りゃあ、また窓から花びらが舞い込んでくらあ。」

 

 

花岡の心情にこころを打たれ、涙するお竜さん。

 

 

「おたっしゃで」

 

 

一人、残されたお竜さん。

 

 

二人の出会った小橋。

そのときと同じように、機関車が鉄橋を通り過ぎてゆく。

 

 

おしまい。

 

傑作。

 

中盤の見所はこちらです http://ameblo.jp/nokkinokinoki/entry-12224248150.html

冒頭シーンはこちらです http://ameblo.jp/nokkinokinoki/entry-12222759255.html