たくさんのレンガをもらいました。


中古のものは、こけの雰囲気がよくて、やさしくて、

手づくりのベルギーレンガは、でこぼこで、くろっぽくて、

なつかしい感じです。そんなんを10種類ほど、

たくさん、いただきました。


お向かいさんの親戚から、小型ユンボをかりて、

整地して、穴をほり、砕石をいれ、

コンクリート土台を、てきとうに、固定します。

まるたを立て、よこ、ななめにわたし、

くるりくるり、きゅっ、ぎゅっと、

番線でしめます。

すなで、まるたを、コンクリート土台にきめます。

このとき、すいちょくに、すいへいに。


タテ木、ヨコ木を、打ちつけて、そく面によしづをはり、

ここでひと息。


地面を、柄のついた鉄の板で、

ばんばんと、すいへいに、しめます。

いろいろなレンガを、いろいろなパターンで、

変化をつけて、ならべます。

すいへいに、でこぼこに。

きれいに洗った、川砂を、あいだにまき、

水で、おくまで、砂をおくりこんで、

うごかないようにします。


屋根の、まるたに、細竹をわたし、

やっぱりよしづをわたします。

ここで、もう一回、ひと息です。


すずみ小屋・・・おりたたみのパイプイスをおいて、

むぎわら帽子を、顔にかぶせて、

ねむります。

かいてきです、夏のことです。

いろんな音が、どこか遠くて、こもり歌、です。

 

はしには、いただいた新古の建材や、

すけっとでもらってきた、

まだまだつかえる、廃材などの、宝物が・・・

軽トラをいれておくこともありますが、

ときどき、宝物を、けっとばしたりします。

 

 

一年ほどで、屋根のよしづのヒモがほどけ、

一年半ほどで、そく面のよしずのひもがきれました。

台風も、きました。

とりあえず、そく面の下半分に、杉板をはりました。

そく面の一部を、もう少ししっかりした、かやにしました。


で、天井なんですが・・・

雨がかからないようにしようか、

空が、ほそ目にみえて、

おひさまが、すじすじに、はいってくるように・・・

しばらくは、このままで、

でも、あまざらしというのも・・・


成長は迷いとセットだというし・・・



二がつになっても、咲いています。

ピンクの花です。

あまり、ふかく、みていなかったのですけれど、

なかなかなこと、かもしれません。


まだ、はな芽もでています。

いちねん中、咲いている、気がしています。

ナデシコです。


いくつかの、花の、種を、はたけにまきました。

白い子たちは、年末にあきらめたようですが、

ピンクの子たちは、さきつづいています。


ピンクの子たちが咲かない、ちょっとした期間も、

白い子たちが、さいて、いてくれるのかもしれません。

白い子たちも、もう、はな芽をつけています。


ナデシコの花が、さいていない時期は、

ほんのわずかなように、思います、

ぼんやりとですけれど。


でも、ちょうちょやハチは、みえません。

寒いからですね、きっと。



気持ちよい、枯れ草いろのなかで、

いくつかの緑に、すごいね、

ショッキング・ぴんくに、はっとします。




夏休みのおわりころ、といっても、

自分できめる、なつやすみですけれど、

本がありました。

さがしていたのではなく、なにげに、

本屋さんの棚にあったのを、手にとりました。


エクステリアプランナーの受験のきょうかしょでした。

もうしこみの締め切りまで、あといつしゅかんほどでした。

こういうものかなと、もうしこみました。


しかくといえば、自動車、げんつきのほかには、

選別聴力測定士と、小型建機(3t未満)をもってます。


いまさらということもあり、知り合いに、知られたくないので、

11がつのしけんまで、喫茶店で、何度も読み返しました。

ながく庭つくりのすけっとを、してきたので、

わかっていることもあり、しらないこともありました。

ゆっくり、ゆっくり、読み込みました。

過去問というのも、さんかい、やりました。

5択問が60題と、お庭のゾーンニング図の作成です。



名古屋のしけんじょうには、100にんいじょういました。

30さいいじょうは、10にん程でした。

なかには、50代にみえるひとも2、3人、いました。

あたえられた条件のなかで、できるだけゆったりとできるように、

空間と緑を生かしたゾーンニングで、設計しました。



先日、通知があり、合格しました。

いつそうのご活躍を心よりお祈りいたします、と書いてありました。

2級ですが、エクステリアプランナーと、名乗ってよいよと、

業界関係者に、認めていただきました。

こうやって、生業が決まっていくものなのかと思いました。


これまでの同業のお得意さんのほかに、

最初のお客さんになってくれる施主さんに出会えたら、

それはそれはうれしいだろうと思います。


土と水と緑が、ひとのくらしに、

いのちのうるおいを感じさせてくれます。

そんなお庭をつくっていきたいと思っています。



小学校の、低がくねんのころ、

割れたばかりの、まどガラスのはへん、その切り口が、

うすくて、きんいつで、とうめいで、きれいでした。

木ぞう校舎です、うらやましいですか。


15センチ×20センチほどの、まどのガラスがはまっていて、

枠木が、たてよこにいくつもあって、

塗装のペンキは、いつもどこかはげかけて、ささくれていました。


はたけに、氷がはりました。

はたけにある池の、ひょうめんにです。

足で、かるくぽんとすると、まあるくわれました。

厚さは3㎜ほど、けっこうあつい。

切り口が、きれいで、すいこまれそうです。

木ぞう校舎のガラスよりも、すきとおっていました。



池は、2メートル×1.6メートルほど。

スコップで、あせいっぱいで、掘りました。

まんなかを深く、しゅういは浅く、二段こうぞうで、

いちばん深いところは、1メートル以上あります。

底には、石のとんがりからまもる、

かんしょうょうようのマットをあてて、

その上に、厚手のビニール・ゴムシートをひきます。


まわりを、直径30センチほどの、角がまるい石で囲み、

一角をひくくして、排水路をつくり、

水面をちょうせいしてもらいます。

ながいホースを、道路をまたいで、ずるずるひき、

ポンプがうなると、水路の水が、きてくれます。


あつい時期には、水草が表面をおおうほどにひろがり、

ひょいとすくって、畑にいれて、栄養ほきゅうにします。

できあがって、しばらくたったあるとき、

とつぜん、水生昆虫が、見えて、

いろいろな子たちが、くらしていました。


プラスチックの大きな容器に、たんぼの土を入れ、

水草をうえて、池にしずめ入れました。

すこしはすごしやすくなるかもしれません。


けれども、冬は寒いからか、姿はあまり見えません。


おーい


このころ、たんぼにいくと、いろいろなたんぼに会います。


かれ草がおおっているところ、

耕運機がはしったところ、

みかんや野菜くずがまいてあるところ、

稲刈りあとからまたのびて、緑がてんてんとしているところ、

ぬき水みぞがたてよこにほってあるところ、

大あぜにしているところ、

水をためてあるところ、

もみがらや伐採した枝葉をもやしてあるところ、

などなど…


それぞれの農の人のこのみ、考えがわかります。


その、ちょっとはなれたあぜ道から、

灰色の、おおきな子が飛び立ちます。

首をエスの字のようにおりまげて、密着させて、

ゆうゆうと、ふわっと、ぐるっと、おおきく、とびまいおります。

あおさぎです。大きな子です。


はたけにもどると、

きれいな、みかん色のおなかの、黒いコートをまとった、

じょうびたきがいます。こちらは小さな子です。

このころは、だいたい小さな子たちは、

胸よりもおなかまわりの方おおきくて、

ぷくっとしていて、あたたかいんだよと、いってます。

そういえば、すずめたちもそうです。


最近、けんちょに、でぶった、ななわりがこないうちに、

かこい網の上から、どびさっていきました。

はたけにも、少し痛んだみかんをまいてあるのですが、

たまに、ついばんでいるのはどの子たちなの?


大きな子、小さな子、ふとった子…

細い子ほど心配ではないけれど、

ちゃんとわかってる?まださむいんだからね。



優勝カップの、とろふぃのような形に、

うめの木が、のびています。

上に向かって、どうどうと、下の枝ががんばります。


いくつかは、うめの花のつぼみが、

じっとして、でも、もうすぐいくぞと、白いです。

うめぼしがなるよ…ちがいます、

うめの実です。


さて、まだ、冬なので、うめの木の枝たちは、

切られてしまわないか、ちょっと、そわそわしているようです。

こちらも、むずむずはしている、のですけれど、

ふみきれなくて、いまは、待ちましょうか、それとも…


重なりあった枝は、風とおしがわるくなるので、切ります。

ま上を向いた枝は、なんとなく、切ります。

なんといっても、切ります。

その方が、育ちがよいのです、きっと。

で、切ります、こんどね。


とりあえず、じいさまが、遠慮がちに、

つよくすすめたのを、思いだして、

ひっぱることにしました。

ぱらの枝などを、はわせるために、誘引するように、

うめの枝を、ヒモでひっぱりました。


左右のバランスをとりながら、根がうかないように、

さんてん保持です。

枝のてごろなところを、指でおして、

つりあいのとれたあたりを、麻布でくるみ、

枝のひょうひがちょくせつ、ヒモでこすれないようにして、

下の方の、おおきな枝を、引きひろげます。


カップが、不知火型になりました。

かなりの重なりがなくなって、

さて、気分はよいですか?


さむいにきまってるじゃないですか…

そうだよね。



寒いのか、暖かいのか・・・

ほっとする時間を、冬の畑ですごします。


畝間が、土と生きている草と、枯れている草で、

埋まってきていて、秋に深くできなかったところがあります。


畝で、

にんじんの、こぼれ種から、発芽してしまっていたところや、

にんにくや玉ねぎが育っていて、土盛りしずらいところ、

収穫していない、里芋やネギがあって、土をかぶせづらいところ。

ざつぜんとしているようでも、やっぱり訳がありました。


気づくたびに、畝間の土を、畦に、盛りたいと思うのですが、

なぜだか、ちゅうちょしています。

いま、盛り上げて、土をさらしていいのかな、寒そうと、

思うのです。そうこうしているうちに、過ぎていくし・・・


からすのえんどうや、とにかく雑草がかぶっている畝や畝間が、

みょうに、目に、やさしくみえて、そのまま、そのまま。



暑い季節に剪定した、かいづかいぶきが乾燥してきて、

野焼き…ではなく、むかしからの草木灰づくりにかかります。

二三日ほおっておいて、冷めたところで、

山砂の畑に、ばらまきます。


炭半分、灰半分です。

灰はカリウムの補給なのだそうで、炭は微生物の巣だそうです。

ほんとかいなぁ?とかいいながら、

だったら、米ぬかもいっしょがいいなと、

あった分だけ、まきました。これも餌だそうです。


やりたい、畝間の土を、盛りあげたい。

でも、なにか、しないほうがよさそうな感じがして。

で、そのまま、そのまま。

すてきな土が、育っています。



-山下惣一さん 『土と日本人 農のゆくえを問う』 (NHKブックス)


20年ほども前の本なのですが、

土を食いつくし、ついには、土と決別していく、

日本の農業事業者の姿の変遷を、

きちんと分析して描いておられます。


機械ができてきて、

牛馬を飼わなくなって、

田畑・畦の草はぼうぼうになり、

堆肥はできなくなって、

有機物を田んぼに入れられなくなって、

化学肥料でおぎなって、

農薬で草を枯れさせて、

薬は数年おきに変えないと効かなくて、

散布回数を減らす強い薬で一気に生物を駆逐して、

土と生き物のバランスは決定的に崩れて、

長年の土づくりで蓄積してきた田畑を食いつくし、

水耕栽培・野菜工場に向かって、

土と決別した…ということが書いてありました。


もうひとつ、

アメリカなどの外国の農業事業者が、

安い穀物や野菜や肉を日本に輸出しているから、

狭い面積で趣味の園芸のような日本の農業事業者が、

兼業で、農業外で高い収入を得て、豊かに生きていける。

それは、日本の工業製品を輸出できて、

日本に働く場所があるからで、

それは安い農産物を輸出している、

外国の農業事業者のおかげではないか。

理路整然とした立論に反論できない日本の農業事業者がいて、

20年前だから、納得です。


土と農業と農業事業者と日本の社会を見つめているから、

こういうことを言えるのだと思いました。



自生えの、ほうれん草。

大きくなりません…大きくなっています。


うーーん、肥料なしだし、寒いし、

普通の野菜を思うなら、育っていないのですけれど。

むかしからの、日本にあった種類です。

柄が、しっかりあって、ぎざぎざが葉もとにあって、

小さくて、やっぱり小さい、10センチ以下です。


で、はじっこの、小さないちまい、ちょっと黄色がかかって、

もう、いいよね。ちぎって、食べました。


もぐもぐと、よくかみます。

あまい、えぐみがありません。ほのぼのと、甘い。

なにか、わすれていたことを、からだじゅうが思いだしたような、

しょうげきが、やさしく、からだじゅうをつつみました。

遺伝子がよろこんでいます。


がまんできずに、もういちまい、さらにもういちまい。

食べました。ごめん。


あしたは、明るい。

そう感じさせてくれて、こりがぬけて、

自然に、すっとしているからだでした。


こんなおいしいものを、たべていたんだ。

からだは、おぼえているんだ、です。


よく、飲みます… 缶コーヒー。


すこし、少しだけですが、太っていたときは、

かんコーヒーも砂糖いりでした。

足りない糖分を、おぎないたいとの、脳のめいれいだと思います。

決して、私のせいでは、せいではありません… はずです。


いまはブラック、

もともと、普通に飲んでるコーヒーはそのままですから、

缶コーヒーもプラックが自然です。


それで、なんといってもおいしいのは、上島珈琲。

UCCです。

あっさり、淡泊、でもちゃんとコーヒーしています。

他の缶コーヒーは、ときどき気持ち悪くなります。

もちろん、体調のせいです…。


畑のななめ前に、自販機があります。

寒いと、懐炉なので、缶コーヒーを買います。

ここはUCCの缶コーヒーではありません。

買うたびに後悔します。


名古屋に7iが、ばたばたできたときも、

最初はUCCがなく、残念でした。

最近はよく置いてあります。


すけっとで、現場にいるときに、寒いときに、

缶コーヒーの差し入れは、ありがたく、あたたかく、

で、砂糖が入っていなくて、UCCのときは、もっと。


よくわかっておられる施主さんだと、

感謝すること、しきりです。