MetaTrader4(メタトレーダー4、以下MT4)に
いよいよ新バージョン「Build500」がリリースされた。
これに伴い、8月1日以降、古いバージョンではMT4を利用できなくなった。
(接続状態に「旧バージョン」と表示されているはず)
これまでも定期的にバージョンアップしてきたMT4だが、
それらは原則として起動時に自動でアップーデートされるだけだったのだが、
今回は大きな改変のためなのか、
プログラム自体を再インストールする必要があるようだ(Windows XPの場合、以下も同様)。
とはいえ、単純にアンインストール→再インストールしていたのでは、
これまでの設定や自分で導入したカスタムインジケーターなどが
失われてしまう可能性がある。
そこで再インストールするに当たっての注意事項やテクニックをまとめてみた。
まず、一番確実なのは古いMT4を削除する前にインストールフォルダを
丸ごとバックアップしてしまうことだ。
丸ごとといっても普通に利用している分には数十MB程度なので、
大した負担にはならないはずだ。再インストール・再設定した後、
様子を見て問題なければ削除すれば良い。
インストールフォルダは特に設定を変更していなければ
通常C:Program Files内にあるはずなので探してみてほしい。
無事、バックアップしたら「スタート」→「すべてのプログラム」から
対象のMT4を選択して「Uninstall」で可能。
なお、これだけでは恐らくすべて削除されていないと思うので、
気になる人は残ったインストールフォルダ毎削除してしまえば良い。
続いて新しいバージョンのMT4をダウンロードする。
MT4はデベロッパー毎にカスタマイズされたものが提供されているので、
元のMT4と同じデベロッパーのものを選ぶのが良いだろう。
以下に代表的なデベロッパーのダウンロードページをリンクしておく。
指示通りインストールしたら、元通りの設定に戻すのに必要なファイルを
先ほどバックアップしたフォルダから移していこう。
・カスタムインジケーター
「experts」→「indicators」内のファイル全て
(dll等を使用している場合は「libraries」内のファイルも)
・定型チャート
「templates」内のファイル全て(「experts」内の「templates」ではなく
インストールフォルダ直下の「templates」なので注意)
・表示画面構成
「profiles」→「default」内のファイル全て
・入手した過去データ
「history」内のフォルダ内
・その他
「config」内のemail.ini 恐らくEメールアラートの設定
この当たりを戻せば大体元の環境を再現できるだろう。