「地域社会とお寺の活性化アイデアコンペティション」~その1~ | のかたあきこの聞き書き、町、人、温泉!

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 聞き書きと本づくり。町と人と温泉めぐりの旅をつづっていきます。

お寺の活性化について考えるご縁を頂く昨今です。

ライフワークでもある、まちづくり人取材でも、お寺を交流拠点としたイベントで盛り上がっている地域に出会います。例えばメガネの街で知られる福井県鯖江市の誠市、栗と北斎と図書館で話題の長野県小布施町の境内アート、歴史の名湯・神戸有馬温泉のお寺コンサートなど。また先日は、まちづくりの仲間と「第二回まちづくり会議」を福井県高浜町のお寺で行いました(ブログ参照)

お寺が交流の舞台として注目されるその一方で、過疎高齢化が進む地域でおきている廃寺などの現実があります。そうでなくても、ふだんの暮らしの中でお寺は、なかなか縁遠いものかもしれません。

タイトルにあります「地域社会とお寺の活性化アイデアコンペティション 」は、日蓮宗が宗派の枠をこえ広く一般から活性化プランを募集した企画です。日頃の旅取材活動よりお声をかけていただき、今回審査員をさせていただきました。

受賞アイデアに関しては、こちらのホームページをご覧ください。詳細が紹介されています。全国から、それも幅広い世代から応募がありました。既に地域活性に頑張るお寺からの応募もありました。この中で、総評としてコメントさせて頂きましたことを、下記にそのまま転載させていただきます。

のかた総評>>
全国から寄せられたアイデアを拝見するうちに、「人々が今なにに不安を感じ、なにを求めているか」が見えてくるような気がしました。キーワードは「学び」「交流」。古くから「地域交流の拠点」として、そして「心の拠り所」としてあったお寺の未来について、みなさん真剣に考えています。素敵なアイデアの数々が実現されることを願いつつ、暮らしやすくてワクワクする社会を、自分も含め、ひとりひとりが作っていかなければと感じました。ありがとうございました。


そして4月2日、受賞式に参加し、素晴らしいアイデアを考えられた皆様にお目にかかることができ、その思いの強さを感じた次第です。第一部の授賞式も、第二部の懇親会も、とっても濃密な出会いの時間でした。

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中国からの留学生で都市計画を勉強中の胡さん&金融を学ぶ王さん(上の写真)、建築家の永山さん、七尾山の寺地域振興会会長の中浜さん、ライターで行政書士の勝さん&「生きテク」サイト運営のおきたさん(人間の悩みの種類は8パターンに分類される、だから解決法にも具体的パターンがあり悩んでる人を救える可能性が高い!!)、出雲から米田住職はじめ5名で参加の連紹寺のみなさん(下の写真)、“ぼうずほすてる”というバックパッカーが泊まり歩けるお寺プランを考えられた木村さん、宗派をこえて地域を盛り上げる和歌山の安武さん&吉野さん、大銀杏の話で会場を盛り上げてくださった奥出雲金言寺の田中さんはじめ、みなさん素晴らしかったです。

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不思議な御縁は、長崎小値賀島から来られた報国寺ご住職の立石さん。小値賀は以前取材して以来大好きなんです。共通の知人である、まちづくり人の地鎮祭を昨日終えたばかりだ、というお話に感激しました。立石さんは、過疎地域寺院活性化検討委員会の副委員長をなさっているとのことでした。30年の地域活性の情熱をもとに!

まだまだご紹介を、と思いますが、今日はこのへんで。続編をまた書きたいと思います。お待ちくださいね。

審査員メンバーで記念撮影!(左は東京工業大学の真野先生、右は宿坊研究会代表の堀内さん、おふたりの活動も素敵です、また改めて!)

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