部屋の高さが1400mm以下の場合、延床面積に入らないという規定があります。

これを使用することによって、ロフトや屋根裏部屋の延床面積を計算する必要が

なくなり、固定資産税がお得になるという方法があります。

 

ただこの節約方法、致命的な欠陥があります。

 

 

 

削れる費用より、施工費の方が高い

 

 

 

 

普通に居室を作るのと変わらない施工費となっています。

固定資産税が浮くのは確かですが、ハシゴに昇り降りする手間を考えると、

わざわざ作る意味があるのかという感じがします。

 

 

もちろん、屋根裏部屋などは隙間空間を利用しているので、

スペースの有効活用という感じはします。

以前のロフトの記事でも書いた通り、屋根裏部屋は更に秘密基地感覚が増します。

 

 

ロフトと屋根裏部屋は似ているようでちょっと違います。

ロフトは部屋の一部を二層式にし、ハシゴを使用して出入りする空間のこと。

屋根裏部屋は下の階とは別の独立したスペースです。

また、天井に隠れて屋根裏収納のスペースは見えないという違いがあります。

 

 

屋根裏部屋は床面積が下の階の1/2未満である必要があります。

屋根が近いので、当然夏は暑くなりやすいという欠点があります。

 

 

ちなみに屋根裏部屋は市町村によって判断が異なります。

屋根裏部屋もロフトと同じで、原則としてハシゴなどが固定化されてはいけないというルールがあるのですが、一部の市町村では固定階段でもOKという場合があります。

コンセントの設置なんかも、一部の市町村を除いて禁止されているみたいです。

 

 

分かりやすくここまで屋根裏収納と書いて来ましたが、法律的には小屋裏物置が正しいようです。

屋根裏収納、小屋裏収納、小屋裏物置、天井裏収納、全て同じ意味です。